テニスの2023年シーズン開幕戦となる国別対抗戦ユナイテッド・カップ(オーストラリア/ブリスベン、パース、シドニー)は31日、大会3日目がスタート。グループDに所属するイギリス代表で世界ランク14位の
C・ノリー(イギリス)がスペイン代表で同2位の
R・ナダル(スペイン)を3-6, 6-3, 6-4の逆転で破った。
>>西岡、ジョコビッチらアデレード国際1組み合わせ<<>>西岡vsルーネ 1ポイント速報<<2022年まで開催されていた男子国別対抗戦のATPカップに代わって新設されたユナイテッド・カップには、男女のトップ選手が集結。オーストラリアの3都市で11日間にわたって行われる18カ国のイベントとなっており、賞金総額は1,500万ドル(約22億円)。ATP、WTAのランキングポイント(最大500ポイント)も獲得することができる。
29日から1月3日の6日間は18カ国が3チームずつ6グループに分かれてのラウンドロビン(総当たり戦)が開催。各対戦は2日に分けて行われ、1日目に男子シングルスと女子シングルスが、2日目には男子シングルスと女子シングルス、そして混合ダブルスが行われる。各グループで1位となった国が対戦し、勝利した3カ国と、敗れた3カ国のうちグループステージで最も成績の良かった1カ国が準決勝に進出する。
グループDにはスペイン、イギリス、オーストラリアが属しており、29日と30日にはイギリスとオーストラリアが対戦。イギリスが3勝2敗でオーストラリアを下している。
イギリスのユナイテッド・カップ第2戦、その1番手として登場したノリー。ナダルとの対戦は5度目であり、これまで4連敗を喫していた。
この試合の第1セット、第6ゲームでブレークを許したノリー。直後の第7ゲームでは1度のブレークチャンスを掴むも活かせず、先行される。それでも続く第2セットでは第6ゲームでブレークに成功し、セットカウント1ー1に追いつく。
迎えたファイナルセット、ノリーは第5ゲームでブレークに成功。その後、3度のブレークポイントを凌ぎ2時間44分の激闘を制し、ナダルから初白星を挙げた。
試合後の会見でノリーは「素晴らしい試合だった。試合の最初の方は、彼(ナダル)がトリッキーなポイントをいくつか獲っていた。彼はネットに出て、ドロップショットを上手く使っていた。でも、長いラリーの中でもタフでいられたし、この状況を受け入れることができた。ランキングで言えば、僕のキャリアの中で最大の勝利だと思う」とコメント。
スペインvs.イギリスの対戦カードは以下の通り。
【31日】
ナダル 6-3, 3-6, 4-6 ノリー
N・パリサス ディアス(スペイン) 6-3, 1-6, 2-6
K・スワン(イギリス)【1月1日】
P・バドサ(スペイン) vs.
H・ダート(イギリス)P・カレノ=ブスタ(スペイン) vs.
D・エヴァンス(イギリス)ナダル/ バドサ vs. エヴァンス/ ダート
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