男子テニスで世界ランク5位の
N・ジョコビッチ(セルビア)は29日、開幕戦となるアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)のコートで2日連続のトレーニングを行った。
35歳のジョコビッチは前日の28日、テニスの2023年シーズンを迎えるためオーストラリアのブリスベンに到着。2023年1月1日に開幕するアデレード国際1への出場を表明しており、調整を兼ねて2日連続でトレーニングを行った。
ジョコビッチは今年1月、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)10度目の制覇のためオーストラリアに入ったものの、ワクチンの接種状況を理由とした滞在許可を求めた法廷闘争に敗れてオーストラリアから国外退去を命じられ、3年間の入国禁止になっていた。
その後、先月11月、オーストラリア政府は入国条件として定めていたワクチン接種証明書の提出義務を廃止すると、ジョコビッチの入国禁止処分解除を発表。渡豪と大会出場が可能になった。
ジョコビッチは2019年から2021年にかけて全豪オープンを3連覇しており、2022年に出場できなかったことで結果的にATPのランキングポイントを防衛することができず、世界ランク1位の座から同年3月に陥落した。来年は大会通算10度目の優勝と5位となった世界ランクの再浮上を狙っている。
前哨戦となるアデレード国際1にはジョコビッチのほかに
F・オジェ アリアシム(カナダ)や
D・メドベージェフ、
A・ルブレフ、H・ルーネ、
J・シナー(イタリア)、
D・シャポバロフ(カナダ)、
K・ハチャノフ、
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、
西岡良仁など多くのトップ選手が出場を予定している。
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