男子テニスで世界ランク5位の
N・ジョコビッチ(セルビア)が28日、テニスの2023年シーズンを迎えるためオーストラリアのブリスベンに到着した。同日には開幕戦となるアデレード・インターナショナル1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)のコートで練習を行うなど、2年ぶりの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に向け準備を始めている。
ジョコビッチは2023年1月1日に開幕するアデレード・インターナショナル1に出場を表明しており、17日に開幕する全豪オープンに向けた前哨戦として準備を進める予定。
ジョコビッチは今年1月、全豪オープン10度目の制覇のためオーストラリアに入ったものの、ワクチンの接種状況を理由とした滞在許可を求めた法廷闘争に敗れてオーストラリアから国外退去を命じられ、3年間の入国禁止になっていた。
その後先月11月、オーストラリア政府は入国条件として定めていたワクチン接種証明書の提出義務を廃止すると、ジョコビッチの入国禁止処分解除を発表。渡豪と大会出場が可能になった。
ジョコビッチは2019年から2021年にかけて全豪オープンを3連覇しており、2022年に出場できなかったことで結果的にATPのランキングポイントを防衛することができず、世界ランク1位の座から同年3月に陥落した。来年は大会通算10度目の優勝と5位となった世界ランクの再浮上を狙っている。
アデレード・インターナショナル1にはジョコビッチのほかに
F・オジェ アリアシム(カナダ)や
D・メドベージェフ、
A・ルブレフ、H・ルーネ、
J・シナー(イタリア)、
D・シャポバロフ(カナダ)、
K・ハチャノフ、
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、
西岡良仁など多くのトップ選手が参加する。
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