ジョコとナダル互いを称賛

ジョコビッチとナダル

画像提供：ゲッティイメージズ

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにツアー最終戦Nitto ATPファイナルズ（イタリア/トリノ、室内ハード）に第１シードとして出場するＲ・ナダル（スペイン）と第７シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）のインタビューを掲載。両選手は互いを称賛し合っている。

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Nitto ATPファイナルズは年間の獲得ポイント上位８名のみが出場できる大会。昨年は第３シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）が第２シードのＤ・メドベージェフを6-4, 6-4のストレートで破り、２０１８年以来３年ぶり２度目の優勝を飾った。

今大会は４名ずつに分かれて行われる予選ラウンドロビン（総当たり戦）で上位２名ずつが準決勝に進出。勝ち上がった４名によるトーナメント戦でタイトルが争われる。

１１度目の出場のナダルは２０１０年と２０１３年の準優勝が最高成績となっており、昨年から会場を移したトリノでは初出場。世界ランク１位のＣ・アルカラス（スペイン）が左わき腹の負傷により欠場することを前週に発表したため、第１シードとして出場する。

ナダルはジョコビッチに対して「ノヴァークはとてもプロフェッショナル。自分の体をコントロールし、情熱を持ち続けることができる。特に長いキャリアで成功を収めた後では、それはとても難しいことだよ。その情熱と愛情を持ち続けることは、僕が尊敬するところだね」とコメント。

一方、５度の優勝を誇り今大会、Ｒ・フェデラー（スイス）の持つ６度優勝の記録に挑戦するべく出場するジョコビッチはナダルについて次のように語っている。

「長年にわたってライバル関係を築けたことは、本当に光栄なことだよ。お互いを尊敬し、限界まで追い込み、さらに上を目指すようなモチベーションを与え合っているのだと思う。その時代の一員であることは素晴らしいことだよ」

最終戦Nitto ATPファイナルズは１３日に初日を迎え、グリーングループ２試合が行われた。第３シードのＣ・ルード（ノルウェー）が第５シードのＦ・オジェアリアシム（カナダ）を、第８シードのＴ・フリッツ（アメリカ）が第１シードのナダルを、それぞれストレートで下して初戦白星を飾っている。

予選ラウンドロビンの組み合わせ、勝敗結果は以下の通り。

【グリーングループ】
Ｒ・ナダル０勝１敗
Ｃ・ルード１勝０敗
Ｆ・オジェアリアシム０勝１敗
Ｔ・フリッツ１勝０敗

【レッドグループ】
Ｓ・チチパス（ギリシャ）
Ｄ・メドベージェフ
Ａ・ルブレフ
Ｎ・ジョコビッチ

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