男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は5日、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)は第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に2-6, 6-3,6-7 (4-7)のフルセットで敗れ、大会初の決勝進出とはならなかった。
>>ルーネ、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ<<先月のアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)決勝の再戦となったこの試合、以前はストレート負けをおさめ準優勝に終わっていたチチパスだったが、この日は後がなくなった第2セットで2度のブレークを奪いセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセットでは両者譲らずタイブレークに突入。先にミニブレークに成功しリードしたチチパスだったが、その後2度のミニブレークを許し逆転され、2時間19分で力尽きた。
試合後にインスタグラムを更新したチチパスは会場の観客へ感謝をつづった。
「ベルシー(会場)の観客は信じられないほどだった。レジェンドたちありがとう!」
また、男子プロテニス協会のATP公式サイトは、13日に開幕する最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)でチチパスが世界ランク1位になる可能性を指摘した。5日に世界ランク1位の
C・アルカラス(スペイン)が同大会の欠場を発表したことにより、チチパスは同じく出場を決めている
R・ナダル(スペイン)の結果次第にはなるものの、最終戦5試合(ラウンドロビン3試合、準決勝、決勝)ですべて勝利すれば、大会終了後に初の世界ランク1位に立つことになる。
一方、勝利したジョコビッチはロレックス・パリ・マスターズ2連覇と7度目の優勝をかけて、決勝で世界ランク18位のH・ルーネと対戦する。ルーネは準決勝で第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。
>>チチパスのインスタグラムはこちら<<
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