男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は4日、シングルス準々決勝が行われ、第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)が世界ランク31位の
T・ポール(アメリカ)を6-2,6-4のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たした。試合後には「とても良い試合だった」と振り返った。
>>ルーネ、ジョコビッチらパリマスターズ 組合せ<<この試合の第1セット、チチパスは7度のブレークチャンスを与えるもこれをすべて凌ぐ粘りを見せる。リターンゲームでは2度のブレークポイントをともにものにして決定力の違いで先行する。
第2セットでは第1セットと異なり互いにブレークチャンスすら掴めない展開が続く。それでもゲームカウント5-4で迎えた第10ゲーム、チチパスはリターンゲームでマッチポイントとなるブレークポイントを握るとこれを決め切り、1時間18分で接戦をものにした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載されている。
「とても良い試合だった。彼のサービスゲームで先行することができたから、良いエネルギーになったよ。ブレークポイントをセーブしなければならない状況を避けられたらよかったんだけど、そういう状況にもプロとして対処できたし、サーブもキープできた。フォアハンドは僕の自信のあるショットで、コーナーに入り込んでコートをオープンにすることができるようになった。このコートでの僕の武器だよ」
準決勝では第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で世界ランク23位の
L・ムセッティ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
両者は11度目の顔合わせでジョコビッチの8勝2敗。直近では先月のアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)決勝で対戦し、ジョコビッチがストレート勝ちをおさめている。
チチパスはジョコビッチとの短期間での再戦について「安定したプレーを見せないとね。僕には使える武器がある。でも、これまではスピンやパワーを使いすぎていたような気がするんだ。フィジカルが必要な試合になるだろうし、うまく動けるようにならないとね」」と語った。
同日には同日には第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)と世界ランク18位のH・ルーネがベスト4へ駒を進めている。
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