男子テニスのヒホン・オープン(スペイン /ヒホン、ハード、ATP250)は15日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
A・ルブレフが世界ランク165位の
D・ティーム(オーストリア)を6-4, 6-4のストレートで退けて今季4度目の決勝進出を果たした。
今季4勝目を狙うルブレフは、準々決勝で第5シードの
T・ポール(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
一方のティームは準々決勝で第4シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)をストレートで破り、7月のEFG スイス・オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)に続く、今季ツアー2度目のベスト4進出を決めた。
両者の対戦は6度目で、これまでルブレフの3勝2敗。最後に対戦したのは2020年11月のNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)で、ルブレフが6-2, 7-5のストレート勝ちをおさめていた。
約2年ぶりの対戦となったこの試合、ルブレフが第4ゲームで先にブレークを奪い、ゲームカウント5-3で迎えた第9ゲームのサービングフォーザマッチでティームがブレークバックに成功。しかし、直後の第10ゲームをルブレフが再びブレークして第1セットを先取する。
続く第2セット、両者ともサービスゲームを譲らず迎えた第10ゲームで、ティームはルブレフの2度のマッチポイントを凌ぐも最後はルブレフのパッシングショットが決まり、1時間36分でルブレフに軍配が上がった。
ルブレフの試合後のコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、試合を振り返って「2セットで勝てたことが一番重要」と語った。
「(第1セット)4-1でリードしてブレークポイントを取ったとき、試合は僕の方に進んでいるように見えたんだ。と思っていたら、5-4で彼のサーブになった」
「これを受け入れるのは簡単なことではないけど、本当に良いプレーができたし、ドミニクも少し助けてくれたのでラッキーだったね」
「そこから自信がつき、2セットで勝てたことが一番重要なことだ。今週は本当に良いプレーができているので、明日は今週のベストのテニスを見せられるように頑張りたい」
ルブレフは決勝で世界ランク47位の
S・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは準決勝で同56位の
A・リンデルクネシュ(フランス)を7-6(7-2), 6-3で破っての勝ち上がり。今季4勝目のかかるルブレフと今季初優勝を狙うコルダは2度目の顔合わせで、ルブレフが昨年1勝している。
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