女子テニスで世界ランク4位の
P・バドサ(スペイン)が19日、東レ パン パシフィック オープンテニス(日本/東京、ハード、WTA500)会場で「tennis365.net」のインタビューに応えた。
>>大坂、バドサら東レPPOの組合せ<<>>大坂 なおみ 東レ1回戦1ポイント速報<<5年ぶりに有明で開催される同大会。バドサは初出場となり第1シードとして参戦する。1回戦は免除されており、2回戦では世界ランク107位の
土居美咲と同36位の
ジャン・チンウェン(中国)のどちらかと対戦する。
24歳のバドサは「今はとてもわくわくしている気持ち。去年もここには来たけどゆっくりと訪問する機会がなかったから今回はそれも楽しみたいと思う。もちろんトーナメントに向けて全力を尽くしてやっていきたいという気持ちだし、それも含めて東京での時間をフルでエンジョイして、私がいつも来たいと思っている、来てとても幸せに感じているこの日本での時間を有意義にしたいと思っている」と話した。
バドサは昨年、7月の東京オリンピック(日本/東京、ハード)で有明テニスの森に訪れ戦ったが、熱中症により試合途中に棄権。苦い思い出として大会を去った記憶がある。オリンピックと現在のコンディションの違いについては「今回は全く違うとは言えない、湿度が高いのはあるけどだいぶ暑さは和らいでいる感じはする。去年は7月で今回は9月。この2カ月が大きく違うのかなと思うから、前回よりは良いコンディションでいられるかな」と語った。
また、1年を通して世界ランクトップ10を維持したシーズンとなった今年、1年間でどのような点が成長したのか。バドサはトップ選手の重圧とそれをはねのけるメンタルについて明かした。
「今年は一生懸命やってきたというのがもちろんあるけど、特にメンタルの部分は強化されてきたと思う。トップ10にいることによってプレッシャーや期待がかかってくるのが毎試合あるの。それは私がなんとかしてこなしていかなくちゃいけないもの。今は自分が相手から『なんとか相手(バドサ)に勝ちたい』と思われる立場だから、そこを乗り越えることをうまくできてきたのが今良い位置に居続けられる理由だと思う」
最後に東レ パン パシフィック オープンテニスに向けての意気込みを聞いた。今大会はバドサの他に好調を維持する
C・ガルシア(フランス)や
G・ムグルサ(スペイン)、
E・リバキナ(カザフスタン)、
大坂なおみなどが出場する。
「今回の大会はビッグネームの選手たちがたくさん来ている。特に大坂はどの選手にとっても刺激を与えてくれる立場だから、そういった人たちと渡り合えるのは自分としてもやってみたいことで、そのためにテニスをしてきたつもり。彼女たちとプレーできることをとにかく楽しんでいきたいし、そうすることで自分のレベルも上がっていくと思う」
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