男子テニスで世界ランク247位の
内山靖崇が主催するUCHIYAMA CUP(北海道/札幌、ハード、ITF)WEEK2は10日にシングルス準決勝が行われ、第1シードの
野口莉央と第6シードの
伊藤竜馬が決勝へ進出した。
>>【動画】野口 莉央、伊藤 竜馬、今井 慎太郎、望月 勇希らの試合映像!内山 靖崇が北海道の札幌でスタッフと作り上げるUCHIYAMA CUPを取材<<同大会は2021年に内山の故郷である札幌市(札幌市平岸庭球場)で初開催。テニスファンや子供たちにプロテニスを間近に見てもらいたいという想いや、地元北海道への恩返しの想いを込めて開催された。また、昨年はコロナ禍ということもあって無観客での開催となった。
昨年は国内ツアーのJTT1として開催され、今年はITF国際大会(賞金総額25,000ドル)として2週連続で行われている。
前週優勝を飾った野口は準決勝でノーシードの齋藤惠佑と対戦。第1セットを失うも、第2セットからサービスのコース、精度を高めた野口が持ち前の安定感と要所を見極める試合巧者ぶりを存分に発揮し始める。これまで何度も見せてきた怒涛の挽回劇を繰り広げ、1-6, 6-3, 6-0の逆転勝ちで勝利。2週連続で決勝へ駒を進めた。
野口は試合後、「昨日ほとんど負けている身(
望月勇希にファイナル0-5から挽回し勝利)だったので、コートに立ててありがたいという気持ちで戦いました。さらに決勝まで行けてラッキーです」とコメント。
「第1セットを取られたとき、サービスキープがなかったので、セカンドセットは、まずファーストサーブを、入らなくてもいいからいいコースに打つことを考えていました。ファイナルは良かったところを継続しただけです。(伊藤竜馬は)いいストローカーなので、ラリーで負けないようにし、2週間の最後の試合なので、良い形で締めくくりたいと思います」
また伊藤は第2シードの
今井慎太郎と対戦。お互いフォアの強打を持ち味とする2人が引かないラリー戦を繰り出し、1セットオールに。ファイナルセットもタイブレークへともつれる拮抗した展開となる中、伊藤がラリー戦でミスを誘い、5-7, 6-2, 7-6(7-4)の接戦の末に勝利して決勝進出を決めた。
伊藤は勝利後、「8月からインターバルや、午前午後トレーニングをしっかりやってきたので、2週間の大会でこれだけ動けていると思います。体だけでなく、試合勘も少しずつ戻っているので、客観的に試合を見られるようになってきました」とコメント。
伊藤竜馬[写真/UCHIYAMA CUP/長浜功明]
続けて、「今井選手は低いボールを打つのがすごくうまいので、第3セットでは、高いボールや回転などをミックスさせ、パワーポジションを少しでも外して打たせることを考えました。明日の決勝はもうやるしかありません。お互いきついなかでもいい試合ができればと思います」と決勝への意気込みを語った。
9日、10日のシングルス試合結果は以下の通り。
【男子シングルス準決勝】
野口莉央[1] vs. 齋藤惠佑, 1-6, 6-3, 6-0
伊藤竜馬[6] vs. 今井慎太郎[2], 5-7, 6-2, 7-6(7-4)
今井慎太郎[写真/UCHIYAMA CUP/長浜功明]
齋藤惠佑[写真/UCHIYAMA CUP/長浜功明]
【男子シングルス準々決勝】
野口莉央[1] vs. 望月勇希[5], 4-6, 6-2, 7-5
齋藤惠佑 vs. 田沼諒太[4], 0-6, 6-4, 6-3
伊藤竜馬[6] vs. 堀内竜輔[Q], 6-3, 6-2
今井慎太郎[2] vs.
関口周一[7], 6-3, 6-0
大会最終日の11日に男子シングルス決勝が行われる。
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