テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、第23シードの
N・キリオス(オーストラリア)が第1シードの
D・メドベージェフを7-6 (13-11),3-6,6-3,6-2で破り、初のベスト8進出を果たした。試合後の会見では世界ランクについて、ポイント制度と自身の戦い方の視点から私見を述べた。
>>キリオス、ナダルら全米OP男子 組合せ<<先月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)2回戦ではキリオスに軍配があがっていたこの顔合わせ。この試合ではセットカウント1-1からキリオスが2セットを連取し、2時間54分の熱戦を制した。
試合後の会見でキリオスは自身の世界ランクに言及。準優勝を果たしたウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ではロシアのウクライナ侵攻の影響でポイントがつかず、今大会は優勝候補の1人として参戦しながら、第23シードで戦うこととなった。
また、今季は好調を維持しながらも世界ランクがなかなか上がらない現状についても語っている。
「正直なところ、ランキングシステムは一定期間のスキルやフォームに報いるものではないと思っている。それよりも、一貫性が評価される。僕は(今季)12大会に出場した。僕より上にいる何人かは、32度くらい出場している。もちろん、僕が上位にランクされることは、このように大会でより深く、多くプレーしない限りほとんど不可能だ。僕にとってランキングはどうでもいいことだ」
「今夜も、ランキングは重要ではないというメッセージのような気がする。彼の名前の隣には1位が、僕の名前の隣には23位が見える。だからといって、僕にとっては何も変わらない。シードされようがされまいが関係ないんだ。そうでなければ、1回戦で彼と戦うドローになるのはいいことだ。言ってる意味わかる?ランキングは、つまり何の意味もないと思うってこと」
勝利したキリオスは準々決勝で第27シードの
K・ハチャノフと対戦する。ハチャノフは4回戦で第12シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第5シードの
C・ルード(ノルウェー)、第13シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)が8強へ駒を進めた。
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