男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は16日、男子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク229位の
B・シェルトン(アメリカ)(アメリカ)が予選勝者で同56位の
L・ソネゴ(イタリア)を7-6(7-5), 3-6, 7-5のフルセットで破り、ATP1000初出場で初勝利を挙げた。
>>ナダルらW&Sオープン男子 組合せ・結果<<>>シフィオンテクらW&Sオープン女子 組合せ・結果<<フロリダ大学に所属する19歳のシェルトンは、今年5月にNCAA全米学生テニス選手権の男子シングルス王者に輝いた。今季はツアー下部大会のATPチャレンジャーに4度出場し、2度の準優勝と2度のベスト4入りを果たす。
ATPツアーのデビューとなった7月のアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)では初戦を突破し、2回戦で
J・イズナー(アメリカ)と6-7(8-10), 6-4, 6-7(3-7)の激戦を繰り広げた。
シェルトンとソネゴの一戦は第1セット、互いにサービスゲームをキープしてタイブレークにもつれると、シェルトンが7-5で先取する。
第2セット、ソネゴが第6ゲームでこの試合両者を通じて初のブレークを奪うと、このリードを守って1セットオールとする。
ファイナルセットも互いに譲らない展開が続き、ゲームカウント6-5で迎えた第12ゲームでシェルトンがソネゴのサービスゲームを初めて破り、2時間52分の熱戦の末に勝利を手にした。
試合後のシェルトンのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「(この勝利は)多くのことを意味する」と語った。
「トーナメントディレクターに、ワイルドカードを与えてくれたことを本当に感謝しているよ。ここで初めてプレーできたことを、本当に嬉しく思っている。素晴らしい雰囲気で、今日はとても楽しかったので、2回戦が楽しみだ」
またこの勝利により、次週発表の世界ランクでトップ200入りすることについて問われると、「すごいことだ」とコメント。
「気づいてなかったけど、トップ200に入るのはすごいことだね。これは間違いなく僕にとってチェックマークになるので、正しい方向に進んでいることを嬉しく思うよ」
シェルトンは2回戦で、第5シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、ルードは2回戦から登場する。
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