男子テニスのEFG スイス・ オープン・グシュタード(スイス/グシュタード、レッドクレー、ATP250)は21日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)が世界ランク64位の
R・ガスケ(フランス)を6-4,6-4のストレートで破って初戦突破を果たすとともに、ベスト8進出を決めた。
2018年の同大会王者である28歳のベレッティーニ。今大会は上位4シードが1回戦免除のためこの試合が初戦となり、6月のシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)以来 約1カ月ぶりの公式戦となった。
この試合、ベレッティーニは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得。ガスケに2度のブレークチャンスを与えたもののこれをしのいだ。リターンゲームでは7度のブレークチャンスを創出し、そのうち2度成功。1時間29分で快勝し8強入りした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはベレッティーニのオンコートインタビューのコメントが掲載された。
「ここでは素晴らしい思い出がある。僕の最初のATPツアータイトルだからね。このコンディションは芝とは正反対のようなところだけど、ボールがこんな跳ねるのは好きなんだ。僕のゲームやサーブに合っていると思う。そして多くの人が応援に来てくれた。イタリア人もたくさん来てくれているみたいだし、ここにいられて本当にうれしいし、楽しんでいるよ」
ベレッティーニは3月に右手の手術を行い、約2カ月間離脱。復帰戦となった6月のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)とシンチ・チャンピオンシップスで2週連続優勝を果たしてウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に臨んだが、試合を前に新型コロナウイルスの陽性反応を示し棄権した。そのためボス・オープン、シンチ・チャンピオンシップスから続くマッチ連勝記録を伸ばしており、ガスケに勝利したことで10連勝となった。
準々決勝では第5シードの
P・マルティネス(スペイン)と対戦する。マルティネスは2回戦で世界ランク131位の
E・イメル(スウェーデン)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
C・ルード(ノルウェー)や第4シードの
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)らがベスト8へ駒を進めている。
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