テニスのウィンブルドンは27日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク52位の
A・マレー(イギリス)が同74位の
J・ダックワース(オーストラリア)を4-6,6-3,6-2,6-4の逆転で破り、2年連続14度目の初戦突破を果たした。
>>ジョコビッチらウィンブルドン男子 組合せ<<>>土居、本玉らウィンブルドン女子 組合せ<<2013年と2016年のウィンブルドン王者のマレー。2018年以降は負傷や新型コロナウイルスの感染拡大による大会延期で昨年の1度しか出場できておらず、過去5年間で2度目のウィンブルドンとなった。
この試合は第1セットこそダックワースに2度のブレークを許し追いかける展開になったマレーだが、第2セット以降はファーストサービスが入ったときに90パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度もブレークチャンスを与えない完璧なプレーを披露した。リターンゲームでは計4度のブレークに成功し、2時間43分の熱戦を制している。
試合後のオンコートインタビューでマレーは地元イギリスの観客に言葉をかけた。
「満員の観客のなかでまたここに戻ってこれたことは素晴らしいことだ。素晴らしい雰囲気だよ。このコートでプレーできる機会があと何回あるかわからないから、ここに来れることを最大限に利用したい。第1セットの後、うまく立ち直ることができたと思う。彼は芝生の上でプレーするのが好きなんだ。彼自身、1月の手術から復帰して、とてもいいプレーをしていたよ。試合が進むにつれて、自分のリターンを見つけることができるようになり、少し楽になった。うまく乗り切ることができたね」
敗れたダックワースは1月に手術を受けるためツアーを離脱。5月に復帰し、チャレンジャー大会やツアー予選を戦いながら調整を続けてきたが、今大会は初戦敗退となった。
マレーは2回戦で第20シードの
J・イズナー(アメリカ)と対戦する。イズナーは1回戦で予選から出場した世界ランク206位のE・クカール(フランス)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードの
C・アルカラス(スペイン)、第9シードの
C・ノリー(イギリス)、第10シードの
J・シナー(イタリア)らが初戦を突破。しかし、昨年4強入りした第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)は1回戦で敗れ姿を消した。
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