男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は8日、シングルス2回戦が行われ、第2シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)が世界ランク121位の
R・アルボット(モルドバ)を6-2, 4-6, 6-3のフルセットで破り、3ヶ月ぶりの復帰戦を白星で飾った。
世界ランク10位のベレッティーニは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト4進出を果たす。
3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では4回戦で敗退。その後は右手の負傷により同月に手術を行い、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)も欠場した。
上位4シードが1回戦免除のため、この日が復帰初戦となったベレッティーニ。第1セット、第2ゲームでこの日最初のブレークに成功し序盤から3ゲームを連取。第8ゲームでもブレークを奪って、わずか28分で先行する。
続く第2セット、序盤はキープが続くも第7ゲームでベレッティーニはブレークを許し、1セットオールとされる。
ファイナルセット、ベレッティーニは第4ゲームでブレークを奪い、このリードを守って1時間53分で勝利し、3回戦へ進出した。ベレッティーニはこの試合、計21本のサービスエースを決めた。
試合後のベレッティーニのコメントが男子プロテニス協会(ATP)の公式サイトで掲載され、「フィジカル面は良好だ」と語った。
「手術の後だから調子が良いのが当たり前だとは思っていなかった。3セットもプレーできたし、いい感じだよ」
「精神的には楽ではなかった。たくさんプレーをしていないと、少しリズムが崩れてしまうんだ」
「だから第2セットでは少し苦戦したけど、第3セットの最初のゲームでは一生懸命戦った。自分はここで戦わなければならないと感じていたので、突破できてうれしいよ」
勝利したベレッティーニは3回戦で第6シードの
L・ソネゴ(イタリア)かワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク103位の
J・シュトルフ(ドイツ)の勝者と対戦する。
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