男子テニスで元世界ランク5位の
JW・ツォンガ(フランス)は、24日行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の男子シングルス1回戦で敗退。この大会をもって現役生活に幕を下ろした。ツォンガは試合後に行われた引退セレモニーで現役生活を振り返っている。
>>全仏OP男子組合せ・結果<<>>全仏OP女子組合せ・結果<<ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク297位のツォンガはこの日、第8シードの
C・ルード(ノルウェー)に7-6 (8-6), 6-7 (4-7), 2-6, 6-7 (0-7)で敗れ、2019年以来3年ぶり10度目の初戦突破とはならなかった。
37歳のツォンガは先月、SNSを通して今大会限りでの現役引退を発表。試合後の引退セレモニーでは、同胞の
G・モンフィス(フランス)や
B・ペール(フランス)、
R・ガスケ(フランス)らがかけつけた。
「選手たちがコートに来てくれるなんて知らなかったよ。この瞬間は僕の記憶に残るだろう。本当に楽しかったし、素晴らしい時間をたくさん過ごせた。その中で一番大切なことは、周りの人たちと一緒に生きて、時には悲しみ、時には喜びを分かち合えることだと思う。僕の記憶に残っているのは周りの人たちとの良い関係だ」
また、この日の試合途中には肩の負傷により、メディカルタイムアウトを取ったツォンガ。試合後の記者会見では次のように心境を明かした。
「最後の試合で強い選手を相手に反撃できたことは、僕が望んでいたことなんだ。怪我をしていようがいまいが、こうしてコート上で自分のベストを尽くして終わりたかったし、コートに残ってこの試合を終わらせようと思った。いずれにせよ、2試合目はできなかったと思う」
引退するツォンガは過去に、ATPマスターズ1000を2度(2008年フランス、2014年カナダ)制覇するなど、計18個のタイトルを獲得。
2008年には全豪オープンで初のグランドスラム決勝進出を果たすと、全仏オープンでは2度(2013年、2015年)のベスト4進出を果たした。
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