男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第3シードで昨年王者の
R・ナダル(スペイン)は第13シードの
D・シャポバロフ(カナダ)に6-1, 5-7, 2-6の逆転で敗れ、8強入りを逃している。ナダルは試合後、「足の状態が厳しい」と明かしている。
>>チチパスvsシナー 1ポイント速報<<>>ルードvsシャポバロフ 1ポイント速報<<2年連続11度目の大会制覇を狙うナダルと、2020年のセミファイナリストのシャポバロフによる一戦は第1セット、ナダルが第4、第6ゲームでブレークに成功して先取する。
ナダルの一方的な展開が進むかと思われた第2セット、シャポバロフが先にブレークを奪いゲームカウント4-1とリードする。ナダルは第7ゲームでブレークバックに成功するも、第12ゲームでシャポバロフがブレークし、1セットオールとする。
迎えたファイナルセット、ナダルがファーストゲームでブレークをするも直後の第2ゲームでシャポバロフがブレークバック。シャポバロフはさらに第6ゲームでナダルのサービスゲームを破ると、このリードを守って勝利を掴んだ。
男子プロテニス協会のATPは敗れたナダルのコメントを公式サイトに掲載。自身のコンディションについて明かした。
「復帰してから足の状態が厳しいんだ。何日も続けて練習するのは難しい。そのため最高レベルで戦うためには、うまく動く必要があるけど、その実践ができていない」
「それでも、今日の試合は最初からとてもいいプレーができた。練習もウォームアップも、この間よりずっとよかったんだ」
「ここ2、3日で何が起こるかわからないし、1週間後に何が起こるかは、まだわからない。今はこの状況を受け入れて戦う時なんだ。休んでいいのか、練習していいのかはわからない。でも、まだ1週間後と2週間後に目標がある。その目標に向かって、夢を持ち続けようと思う」
「全仏オープンでは、主治医と一緒に練習する予定だ。そうすることで、いろいろなことができるようになる。まず、痛みを感じないように練習することだね」
「自分に起こったすべてのことをポジティブにとらえ、大切にしなければならない。そして今日のような日は、たとえそれが簡単なことではなくても、受け入れて前へ進むようにしたい」
一方、勝利したシャポバロフは準々決勝で第5シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。両者は2度目の対戦でルードの1勝0敗。
また同日に行われた3回戦では、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第10シードの
J・シナー(イタリア)、世界ランク45位の
C・ガリン(チリ)が勝利し、準々決勝進出を決めている。
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