女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第1シードで世界ランク1位の
I・シフィオンテク(ポーランド)が第16シードの
V・アザレンカを6-4, 6-1のストレートで破り、2年連続2度目のベスト8進出を決めるとともに、ツアー連勝記録を“25”に更新した。
>>BNLイタリア国際 女子組合せ・結果<<>>BNLイタリア国際 男子組合せ・結果<<初戦となった2回戦で世界ランク57位の
E・ルース(ルーマニア)を6-3, 6-0のストレートで破った昨年王者のシフィオンテク。
この日は元世界ランク1位のアザレンカに第1ゲームからブレークを許すと、第3ゲームでもブレークを奪われ、序盤から3ゲームを連取される。それでも、直後の第4ゲームにブレークバックに成功するとそこから5ゲームを連取。計4度のブレークを奪ったシフィオンテクが接戦をものにして第1セットを先取する。
続く第2セットでも第1ゲームからブレークを奪われたシフィオンテクだったが、その後は3つのブレークに成功して6ゲームを連取。約2時間の試合を制した。
女子テニス協会のWTAは試合後のシフィオンテクのコメントを掲載。次のように試合を振り返っている。
「スタートが良くなかった。第1セットの反応や改善ぶりには本当に満足しているわ。第2セットは第1セットとは違って、リセットしてプレーすることができたので、とても良かったと思う。それが私にとって最もポジティブなことだった」
なお、同日には第3シードの
A・サバレンカ、第4シードの
M・サッカリ(ギリシャ)、第9シードの
O・ジャバー(チュニジア)らが8強へ駒を進めた一方で、第2シードの
P・バドサ(スペイン)や第6シードの
D・コリンズ(アメリカ)らが3回戦で姿を消している。
また、今回の勝利によってツアー連勝記録を“25”に伸ばしたシフィオンテクは、2000年以降の連勝ランキングで
S・ウィリアムズ(アメリカ)に並んだ。対戦したアザレンカの記録まであと1勝と迫っている。
勝利したシフィオンテクは準々決勝で世界ランク90位の
B・アンドレースク(カナダ)と対戦する。
【2000年以降の連勝記録】
1.
V・ウィリアムズ(アメリカ) 35連勝(2000年)
2.S・ウィリアムズ(アメリカ) 34連勝(2013年)
3.
J・エナン(ベルギー)32連勝(2008年)
4.S・ウィリアムズ 27連勝(2015年)
5.V・アザレンカ 26連勝(2012年)
6.シフィオンテク 25連勝(2022年)
6.S・ウィリアムズ 25連勝(2014年)
7.J・エナン 24連勝(2005年)
7.V・ウィリアムズ24連勝(2002年)
9.
大坂なおみ 23連勝(2021年)
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