女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は7日、シングルス決勝が行われ、第8シードの
O・ジャバー(チュニジア)が第12シードの
J・ペグラ(アメリカ)を7-5, 0-6, 6-2で破り、自身初となるWTA1000のタイトルを獲得した。試合後、ジャバーは「今の気持ちは言葉では言い表せない」と語った。
>>マドリッドOP 女子組み合わせ・結果<<>>マドリッドOP 男子組み合わせ・結果<<ジャバーは準々決勝で世界ランク21位の
S・ハレプ(ルーマニア)、準決勝で同45位の
E・アレクサンドロワを下しての勝ち上がり。一方のペグラは準々決勝で同47位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)、準決勝で同35位の
J・タイシュマン(スイス)を破って決勝へ進出。
ジャバーとペグラは5度目の顔合わせで過去2勝2敗。直近の対戦ではジャバーが2連勝をしている。
ともにキャリア2勝目となる今季初優勝をかける両者の決勝は第1セット、ペグラが4-1とリードをするもジャバーが挽回して先取する。
勢いに乗りたいジャバーだったが第2セットはペグラが6-0で奪い、1セットオールに。ファイナルセット、ジャバーは3回のブレークに成功して、1時間54分で勝利を掴み、2021年6月のバイキング・クラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTA250)以来となるキャリア2勝目を飾った。
女子テニス協会のWTAは公式サイトでジャバーの試合後のコメントを掲載し、「ペグラは本当に素晴らしくて、私に多くのプレッシャーを与えて私の嫌いなゲームをしてきた」と語った。
「マッチポイントを握ったとき、最初で決めないといけない、でなければとても厳しくなると感じていた。でもとてもうれしいし、今日勝ったことを実感しようとしているの、本当にね」
「(準優勝の)チャールストンと(ベスト8の)シュツットガルトの後は本当にがっかりしていたので、(タイトルを)長く待たずに済んで嬉しいわ」
「その時は本当に惜しかったし、とても良いプレーをしていたと思う。それが報われるようにハードワークをこなしてきた。今の気持ちは言葉では言い表せないわ」
ジャバーは9日に開幕するBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)に第9シードとして出場し、1回戦で世界ランク27位の
S・シルステア(ルーマニア)と対戦する。
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