男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は7日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第7シードの
C・アルカラス(スペイン)に7-6(7-5), 5-7, 6-7(5-7)の逆転で敗れ、決勝進出はならなかった。試合後ジョコビッチは「彼を祝福したい、彼は勝利に値する」と語った。
>>アルカラスvsズベレフ決勝 1ポイント速報<<>>マドリッドOP 男子組み合わせ・結果<<ジョコビッチは準々決勝で第12シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-3, 6-4のストレートで下し、3年ぶり7度目の4強入りを果たした。一方、アルカラスは準々決勝で第3シードの
R・ナダル(スペイン)を6-2, 1-6, 6-3のフルセットで破り、史上最年少で大会ベスト4進出を決めた。
初対戦の両者。ジョコビッチは第1ゲームからブレークを許すもタイブレークに持ち込み、2度のミニブレークに成功して先取する。
第2セット、互いにサービスキープが続くなか、アルカラスが粘りのプレーで第12ゲームにこの日2度目のブレークに成功し、1セットオールに。
勝負のファイナルセット、ジョコビッチはサービスキープが続いて迎えた第10ゲームでアルカラスにマッチポイントを握られるも凌ぎ、再びタイブレークに突入。ジョコビッチはアルカラスに3度のミニブレークを奪われ、3時間35分に及ぶ熱戦に終止符が打たれた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトで試合後のジョコビッチのコメントを掲載し、「彼(アルカラス)を祝福したい。彼はとても勇気のあるプレーをした」と語った。
「彼の年齢であれほど成熟し、勇気あるプレーをしたことは印象的だ。彼は勝利に値するよ」
「標高の高いこのコートでの彼のキックサーブは強力で、対応するのが難しくリターンのフィーリングは良くなかったんだ。彼は良いポジションにつくために、キックサーブを多用していた」
「間違いなく(自分自身は)とても良いテニスができた。つまり、今年一番のプレーだった」
「この試合に負けた悔しさが過ぎれば、今週はたくさんのポジティブなことを得られると思う」
今季4勝目に王手をかけたアルカラスは決勝で、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。アルカラスとズベレフは3度目の顔合わせで、昨年ズべレフがハードコートで2連勝をしている。
両者の決勝戦は、日本時間9日1時半(現地8日18時半)から行われる予定。
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