女子テニスで世界ランク36位の
大坂なおみはムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)の記者会見に登場。男子テニスで同4位の
R・ナダル(スペイン)のプレーを参考にしていると明かした。
>>大坂 なおみvsポタポヴァ 1ポイント速報<<>>マドリッドOP 組み合わせ<<会見に登場した大坂はクレーコートへ向けて、プレーにいくつかの新しい要素を加えたことを明かした。
「実はそうなの。いくつか変更した。私がプレーすれば、皆さんにも分かると思う。私は、サプライズを台無しにしたくない。でも、クレーコートでのプレーを想定して、いくつか変更したわ」
今季、大坂は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では3回戦敗退。3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)では2回戦敗退となるも、翌週のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)では決勝戦へ進出。1年2ヶ月ぶりのタイトル獲得を目指し臨んだものの
I・シフィオンテク(ポーランド)に4-6, 0-6のストレートで敗れ、準優勝となった。
「前の年に比べれば、自分の失敗も受け入れようと思っているので、そこまで自分を責めることはない。もし、ミスをしたり、ボールに対して十分に速く動けなかったりしても(クレーコートでは、実際にはもっと動かないといけないけど)、そんなときは怒らないように自分に言い聞かせるだけ。私はまだ学び続けなければならない。だから、初戦を戦うのがとても楽しみよ」
ムチュア・マドリッド・オープンに過去4回出場し、最高成績は2019年のベスト8となっている大坂。ナダルのプレーを参考にしていることについても言及した。
「彼のやっていることを盗んで、最近実践しているような気がする。本当に良い方向に行くか、悪い方向に行くかのどちらか。その中間はないようなものよ。でも、やっているうちに、結構うまくいっているような気がする」
「正直、クレーコートの選手たちの練習を見たかった。私は間近で見ればすぐに覚えられるタイプだし、これだけ優秀なプロテニスプレーヤーがいながら、彼らを見ないのはちょっともったいない。
C・アルカラス(スペイン)を見たいと思っていたので、できたら最高ね」
先日に発表された本戦ドローの結果、大坂は1回戦で世界ランク78位の
A・ポタポヴァとの対戦が決定。勝ち上がれば、第13シードの
A・パブリュチェンコワと世界ランク47位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)の勝者と対戦する。
大坂は同大会と5月9日に開幕するBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)のどちらかでいい結果を残し、5月22日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に繋げたいと考えている。
「私はいつも、楽しい時間を過ごしたいと言っている。それは本当で、コートの外でも楽しい時間を過ごしたいの。1試合1試合を大切にしたい。もちろん、試合に勝って、全仏につなげたいし、ここかローマのどちらかで準決勝に行き、できれば勝ちたい。でも、まずは小さな目標を立てようと思っているわ」
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