男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は31日、シングルス準々決勝が行われ、昨年王者で第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が第1シードの
D・メドベージェフを7-6 (9-7), 6-3のストレートで破り、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。
>>マイアミOP男女組み合わせ・結果<<準々決勝では世界ランク44位の
L・ハリス(南アフリカ)をストレートで破った同10位のフルカチュ。
この日は世界ランク2位のメドベージェフ相手に第2ゲームで最初のブレークを奪うも第9ゲームでブレークバックを許しタイブレークに突入。それでも3度のミニブレークを奪ったフルカチュが第1セットを先行する。
続く第2セットでは第5・第9ゲームでブレークに成功して約2時間の一戦を制した。
男子プロテニス協会のATPは試合後のフルカチュのコメントを公式サイトで紹介している。
「リターンが重要だった。ダニール(メドベージェフ)とラリーをするのは楽しいけど、長くなるからね」
「フロリダに長くいたから湿度には慣れている。今日はコンディションが自分に合っていたと思うし、それを生かそうとしたんだ」
勝利したフルカチュは準決勝で第14シードの
C・アルカラス(スペイン)と世界ランク48位の
M・キツマノビッチ(セルビア)の勝者と対戦する。両選手についても語った。
「カルロス(アルカラス)は今年、素晴らしいテニスをしていて、良い試合しかしていないと思うからとてもタフだろうね。でも、キツマノビッチはインディアンウェルズでスーパーなテニスをしたし、ここマイアミでもそれを再現しているんだ。面白いことになりそうだよ」
一方、敗れたメドベージェフはこの結果により4月4日付で更新される世界ランキングで
N・ジョコビッチ(セルビア)を抜くことができず、2位のままとなることが決定した。4日付で失効するポイントは180ポイント。今大会で4強入りを逃したため獲得できるポイントは180ポイントとなり、次回の更新では現在と変わらず8,410ポイントとなる。
一方、マイアミ・オープンを欠場したジョコビッチは加算されるポイントが無し。45ポイントが失効されるものの8,420ポイントであるため、変わらず世界ランク1位のままとなる。
なお、前日には第6シードの
C・ルード(ノルウェー)と世界ランク103位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)が4強へ駒を進めている。
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