女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は23日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク77位の
大坂なおみが同96位の
A・シャルマ(オーストラリア)を6-3, 6-4で退け、2回戦へ進出した。試合後、大坂は「自分がここに戻ってきて戦えることを証明したかった」と語った。
>>大坂なおみvsケルバー 1ポイント速報<<>>マイアミOP 男女組み合わせ・結果<<大坂は前週まで行われていたBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)2回戦の
V・クデルメトバ戦で、第1セットの第2ゲーム途中に観客から「最低だ」と罵声を浴びせられ、涙をこらえながらプレーを続けるも、ミスを重ねてストレート負けを喫していた。
敗戦後、大坂は「正直なところ、以前にも罵声を浴びたことがあるけど、あまり気にならなかった。でも、ここでの罵声は...。セリーナとビーナスがここで罵声を浴びているビデオを見たんだけど、もし見たことがなければ見てください。なぜかわからないけど、頭の中で何度も再生されたわ。泣かないようにしているけど...」とコメントし、罵声による影響を吐露した。
それ以来の試合に臨んだ大坂は第1セット、第1ゲームをラブゲームでキープする幸先の良いスタートを切ると、3ゲーム連取に成功。大坂は自身の5度のサービスゲームでわずか3ポイントしか失わず、シャルマを圧倒して34分で先取する。
第2セット、大坂は第3ゲームでブレークに成功して1ブレークアップとすると、安定したサービスゲームでこのリードも守り、1時間20分で2回戦進出を決めた。
女子テニス協会のWTAは公式サイトでは、勝利後の大坂のコメントを掲載し、「何が起きても気にしないようにした」と語った。
「最後の試合は、私にとって最高の思い出ではない。勝とうが負けようが、自分がここに戻ってきて戦えることを証明したかったし、自分が最高の姿勢で臨めることを知りたかった」
またオンコートインタビューでは、同大会について「ここは私のホームトーナメントのようなものよ。毎年来るのが好きな大会」と笑顔でコメントをし、観客を沸かせた。
大坂は2回戦で、第13シードの
A・ケルバー(ドイツ)と対戦する。両者は過去5度対戦してケルバーが4勝1敗とリードしているが、2018年のツアー最終戦以降、3年間対戦していない。
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