株式会社ヨネックスは15日、男子テニスで世界ランク377位の
望月慎太郎と用具使用契約を締結したと発表した。今後ラケットは同社の「EZONE」、ストリングは「POLYTOUR STRIKE」を使用していく。
>>【YouTube】200キロ爆速フラットサーブの秘訣は○○の脱力が第一歩【テニス】<<今年6月に18歳になった望月は、10月にプロ転向を表明。ヨネックスのラケットは同7月ごろから使用を開始した。
都内では会見が行われ、ヨネックス取締役執行役員の廣川亘氏と盛田正明テニス・ファンドの盛田正明代表、そして望月が登壇した。
3歳からテニスを始めた望月は12歳のときに「盛田正明テニス・ファンド」の奨学生に選出され、アメリカ/フロリダ州のIMGアカデミーに留学。そこから6年にわたりトレーニングを積み、2019年のウィンブルドンジュニア(イギリス/ロンドン、芝、ジュニアグランドスラム)で優勝。現在も同アカデミーの寮で暮らしながらITF大会やチャレンジャー大会などツアーを戦っている。
望月はヨネックスとの契約について「たくさんのラケットを試させていただいて、これから世界で戦っていくうえで必要なことだったり、自分がしたいことを聞いてくださいました。そのなかでラケットの開発に努めてくださって感謝していますし、将来恩を返せるようなプレーヤーになりたいと思います」とコメント。
また、10月からプロに転向したことに関しては「環境的には2020年からITF大会に出させて頂いていたので、そこの変化はあまりないですが、自分の気持ち的には変わりました。今まで盛田ファンドにサポートして頂いていたので、ここからは1人でやっていかないといけない。今までやったことのないことが始まったので、すごい楽しみでもあるし、難しいこともあるんですけど、今のところは楽しんでやれてます」と明かした。
「もちろん厳しい世界なので大変なこともあると思いますが、そこは乗り越えないとたどり着けないところだと思うので、覚悟して臨みたいと思います。最終的な目標はトップ10に入ってグランドスラムの高いところでプレーすることが目標です。来年の目標としてはトップ100に1年を通して入れている選手になりたいと思います。12歳のころから盛田ファンドのサポートでIMGアカデミーに行かせて頂いたのもありますが、両親の許可も必要ではありました。自分にとってのびのびとテニスをさせてくれた両親に感謝したいですし、将来グランドスラムのファミリーボックスに座らせてあげたいなと思います」
最後に望月は、同世代のライバルである
C・アルカラス(スペイン)や目標としている選手について語った。
「特別意識している人はいないんですけど、アルカラスであったり、ルーネというデンマークの選手もいま100番あたりにいるので、そこはやっぱり自分も追いついて追い越したい気持ちはあります。けどまずそれ以前に、自分のことをやっぱりやっていかないと、と思ってます」
「目標としてはフェデラー選手が小さい頃から1番好きな選手ではあるので、フェデラー選手のようなプレーヤーになりたいと思っています。ただ、真似したいとは思ってはいないので、人としてなりたいとは思うんですけど、プレーは自分のスタイルを貫き通せたらいいなと思います。今後も具体的にイメージをしているわけではないですけど、これまでも1試合1試合やっていただけなので、先のことは考えてなかったです。少しずつでもランキングが上がってきているので、そこは焦らず自信を持って目の前のことを全力でいきたいと思います」
「まずはサービスとか、良くならないといけないところはたくさんあるんですけど、やっぱり自分の得意であるバックハンドやボレー、リターンっていうのは取り組んでいかないといけないです。平均的な選手になっちゃうのが1番良くないと思います。そして、全部うまいっていうのは無理なので、誰にでも勝てる何かを持っていた方がギリギリの場面で勇気出して何かできると思っています。気持ちの面で競った試合は勝てる自信はけっこうあります。簡単な試合はこれ以上いくとないので、そこの部分で勝ち上がるためには、自分にとって強みだと思っています」
来年1月からはヨーロッパのチャレンジャー大会を中心に活動していき、世界ランクを上げることが目標となっている。
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