男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は19日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク42位の
A・カラツェフが第2シードの
A・ルブレフを6-2,4-6,6-4のフルセットで破り、ツアー初の決勝進出を果たした。
ロシア勢対決となったこの日、カラツェフは第1セットでファーストサービスが入ったときに100パーセントの驚異的な確率でポイントを獲得し先行。第2セットではこの試合初めて与えたブレークチャンスをルブレフに決められセットカウント1−1に追いつかれる。
それでも迎えたファイナルセットでは1度ブレークされたものの、ATP500大会で23連勝中と圧倒的な勝利数を積み重ねてきたルブレフから2度のブレークを奪い、2時間12分の熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはカラツェフのコメントが掲載されている。
「本当に厳しい試合だった。アンドレイ(ルブレフ)は信じられないようなパフォーマンスを見せてくれた。彼はこの1年間、ATP500で負けていないんだよ。そんななか、すべてが1、2ポイントで決まるなんてとても幸せな気分だ。第2セットでは、少し堅くなってしまった。彼はそのチャンスを逃さずにブレークしてセットを取ったんだ」
今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会の本戦初出場ながらベスト4に駒を進め、躍進した27歳のカラツェフ。初のツアータイトルを狙い、決勝では世界ランク81位の
L・ハリス(南アフリカ)と顔を合わせる。同じくツアー初優勝を目指す24歳のハリスは準決勝で、第3シードの
D・シャポバロフ(カナダ)を逆転で下しての勝ち上がり。
カラツェフは決勝戦について「精神的にも肉体的にも準備をして、明日どうなるか見てみたいと思う。(ハリス)経験豊富な良い選手だよ」と語った。
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