男子プロテニス協会のATP公式サイトは17日、世界ランク9位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)の今季を総括。4つの項目に分けて2020年を紐解いた。
>>PS5で錦織 圭、フェデラー、ナダルら登場の【テニス ワールドツアー 2】やってみた<<28歳のシュワルツマンは今季、ツアータイトル獲得こそ無しに終わったものの2月のコルドバ・オープン(アルゼンチン/コルドバ、レッド クレー、ATP250)で準優勝した。新型コロナウイルス感染拡大によるツアー中断明けにはBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、 レッドクレー、ATP1000)で
R・ナダル(スペイン)らを破り決勝に進出。
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたが準優勝を果たした。その後の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では優勝候補の
D・ティーム(オーストリア)を下し4強へ駒を進めた。
11月には最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)に初出場。予選ラウンドロビン0勝3敗とし決勝トーナメント進出は逃したものの充実したシーズンを送った。
ATPはシュワルツマンを「思い出の瞬間」、「キースタッツ」、「名言」、「これから」の4つに分けて特集した。
<思い出の瞬間>シュワルツマンはBNLイタリア国際の準々決勝でナダルを破り、キャリア最大級の勝利をおさめた。過去9度の対戦で、シュワルツマンは24セット中2セットしか獲得できていなかったもののこの試合では6-2, 7-5のストレートで撃破した。
<キースタッツ>シュワルツマンは今季のツアーにおいてリターンゲームでは34.9パーセントの確率でブレークに成功。2位のナダルは34.4パーセントでわずかにツアー最高の勝率となった。40試合を戦った今シーズンは、175回も対戦相手のサービスゲームをブレークしており、1試合あたり平均4回以上ブレークに成功している。現在、キャリア通してのブレーク率は31.8パーセント。
<名言>最終戦 Nitto ATPファイナルズでのコメント。
「今年はいろんな週で多くの素晴らしいことをしたから、本当に誇りに思っている。でも、またここ(Nitto ATPファイナルズ)に来たいとも思っている。もっと良くならないといけないという気持ちも体の中にあるんだ」
<これから>現役アルゼンチン人選手でナンバー1に君臨しているシュワルツマンは今年、ATPマスターズ1000の決勝と四大大会の準決勝を初めて経験。これからは、より多くのトロフィーを獲得するべく戦うことになる。これまでは3度ツアータイトルを手にしているが、最大のものは2018年のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)。今後はクレーコートだけでなく、ハードコートでも勝利しなければいけない。
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