男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、ATP1000)は26日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク30位の
M・ラオニッチ(カナダ)が同32位の
F・クライノビッチ(セルビア)を4-6, 7-6 (7-2), 7-5の逆転で破り、2016年以来4年ぶり3度目のベスト4進出を果たした。
>>ジョコらW&Sオープン対戦表<<>>大坂らW&Sオープン対戦表<<初の顔合わせとなったこの日、ラオニッチはファイナルセットだけで9本のサービスエースを決めるなど、ファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得。ゲームカウント4-5の時点でクライノビッチにマッチポイントを与えたもののこれを凌ぎ切り、2時間42分の激闘の末に4強入りを決めた。
ラオニッチは初の決勝進出をかけて、準決勝で第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準々決勝で世界ランク39位の
R・オペルカ(アメリカ)と顔を合わせたが、第1セット途中でオペルカが棄権したため、準決勝へ駒を進めた。
また、W&Sオープンは同日「人種的不平等と社会的不公平」に抗議するために大会の一時中止を発表。27日に予定されていた全試合が延期され、28日に再開されることとなった。
ラオニッチはこの決定が下る前にATPのインタビューに答えており、人種差別について思いを語っている。
「混乱。それが変化をもたらすものだと思う。混乱の多くは、金銭的な面で人々に影響を与えることによって引き起こされると思うんだ。男子ツアーだけでなく、女子ツアーとも団結し、サポートを示すことを期待している。多くの人が公平に扱われておらず、見下され、恐怖の中で生きなければならない。僕が経験したことのないようなことがたくさんあるはずだ」
「とても不幸だし、とても悲しいこと。変化があることを願っているし、次の日、次の週、次の月、次の年。何年にもわたってすべての人に平等な機会をもたらす変化が起きることを望んでいる」
[PR]「全米オープンテニス
晩夏のニューヨークで行なわれるグランドスラムが開催決定!トッププレーヤーが繰り広げる激戦の模様をWOWOWでは連日独占生中継でお届け。栄冠を手にするのは果たして!
さらに、錦織&大坂の過去試合を無料配信中!
【放送予定】
8月31日(月)〜9月14日(月)WOWOWにて連日独占生中継
■詳細はこちら>
■関連ニュース
・錦織「もうすぐ復帰できる」・W&Sオープン 一時中止を発表・ラオニッチ「髪切ってない」■おすすめコンテンツ
・テニススクール コンシェルジュ・レンタルコート予約・世界ランキング