イギリス放送協会BBCの公式サイトは22日、男子テニスで世界ランク28位の
D・エヴァンス(イギリス)のインタビューを掲載した。新型コロナウイルスの影響が世界中にあるなか、自身の主催エキシビションツアーを開催した同1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に疑問を投げかけている。
>>【YouTube】強烈サーブに吹き飛ばされる!? 【内山 靖崇】と五番勝負で再戦、リターンなるか!?<<>>YouTube テニス365チャンネル<<ジョコビッチが主催する「アドリア・ツアー」は今月13・14日にセルビアのベオグラードで開幕。しかし、20・21日にクロアチアのザダルで大会が行われたときに出場者である
G・ディミトロフ(ブルガリア)の新型コロナウイルス陽性が確認され、21日のザダル大会決勝が中止になっていた。
その後、同大会に出場していた世界ランク33位の
B・チョリッチ(クロアチア)も陽性が判明。「アドリア・ツアー」は7月3・4日にボスニア・ヘルツェゴビナで大会を行う予定となっていたが、現在は未定となっている。
エヴァンスはBBCのインタビューで「これ(アドリア・ツアー)は手本としては悪い例だと思うよ。彼(ジョコビッチ)はATP選手会の会長だ、自分のイベントがどのように行われたかについて、何らかの責任を感じるべきだと思う」と語った。
「エキシビションを開催するのは良いことだ。でも、(感染対策の)ガイドラインがあったとしたら僕は他人の行動範囲の邪魔をできる限りしないようにする。それを全く無視していたように見えるよ。本当に。グリゴール(ディミトロフ)がかかってしまったのもチョリッチがかかってしまったのもとても残念だ。いくつかのアンラッキーがあったからこそ、今、全米オープンについて推測を超えた憶測がされないことを願っている」
全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は新型コロナウイルスの感染拡大について懸念されていたものの、予定通り8月31日に規模を縮小し、無観客で開催されることが決まっている。エヴァンスは不必要な憶測は避けるべきだと話した。
また、エヴァンスは23日から28日にかけて、
J・マレー(イギリス)が主催するエキシビションマッチイベント「Battle of the Brits」に
A・マレー(イギリス)や
K・エドモンド(イギリス)らとともに出場する。
同イベントの主催者であるジェイミー・マレーはBBCのインタビューで「僕らは感染拡大が起きないように出来る限りのことをしている。アドリア・ツアーであのようなことが起きてからの僕らのイベントだ。色んな人の目が僕らに向くだろう。ソーシャルディスタンスに関しては誰もが考える必要がある」と語っている。
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