オーストラリアテニス連盟の公式サイトは3日、男子テニスで世界ランク43位の
J・ミルマン(オーストラリア)のコメントを掲載した。新型コロナウイルスの影響により自宅待機を余儀なくされている生活や今後について語っている。
<YouTube>1日密着【内山 靖崇】の素顔に迫る。錦織 圭について語る、迫力の練習映像を公開>>YouTube テニス365チャンネル<<30歳のミルマンは、昨年の楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2019(日本 /東京、ハード、ATP500)で準優勝を飾ると、今季は全豪オープン(オーストラリア/ メルボルン、ハード、グランドスラム)で
U・アンベール(フランス)やH・ホルカシュを破り3回戦に進出。3回戦で
R・フェデラー(スイス)とフルセットの激闘の末に力尽きた。
現在男子テニスツアーは新型コロナウイルスの感染拡大により7月13日までの中止が決定している。それについてミルマンは「前例の無い時間ができたから、選手たちはいつもよりも家にいる機会が増えたと思う。今は家での生活に慣れているから、さらに状況が悪くなることはないと思うよ」と語った。
「僕は家のジムを整えて、トレーニングバイクに乗っている。体調を整えようとしているほかのオーストラリア人選手と連絡を取っているんだ。僕の試合の大部分はコート上でのフィジカルにある。それを失いたくない。日頃かなりの時間その維持に費やしているから失うのも簡単なんだ」
また、現在はテニスコートの使用も制限されているため、トレーニングのほとんどは身体的なものになっていると明かした。
「今できることは下半身を鍛え、上半身にも力を付けること。違いがほとんど無いようなことかもしれないが、それは大きな差を生むはずだ」
最後に新型コロナウイルスの脅威からの解放と今後について話した。
「オーストラリアは正しい軌道を描いていると思う。うまくいけばコロナを打ち負かすことができるかもしれない。制限は少し緩和して、僕らはテニスをできる環境に戻ることができるだろう。しかし、テニス自体は僕らがどうにかできるものではない。ツアーの多くが海外への渡航を伴うから、世界全体がウイルスを取り払わないと再開できない」
「国内選手のみで大会や試合を行う案は面白いし、良い機会だと思う。テニスに関して言えば多分僕は少し子どもじみていて、彼らとコートに出たいというだけなんだ。かなり利己的だね。テニスについて考えたり話したりするのが大好きなんだ」
オーストラリアは3日時点で新型コロナウイルスの感染者が累計で6,800人、死者は95人に達している。
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