テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、第7シードの
D・ティーム(オーストリア)が世界ランク72位の
M・チェッキナート(イタリア)を7-5, 7-6 (12-10), 6-1のストレートで破り、四大大会初の決勝進出を果たした。
>>ナダルvsティーム 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<ティームはノーシードから勝ち上がってきたチェッキナートを2時間17分で振り切り、ついに四大大会初となる決勝への舞台の切符を手にした。
第1セットを先取したティームは第2セットのタイブレークで先にセットポイントを握った。その後、ボレーをミスするなどで逆にチェッキナートにセットポイントを与えしまったが2セットアップにすると、第3セットは圧倒した。
ティームは「第2セットのタイブレークは100パーセント鍵になった。もし彼(チェッキナート)があのタイブレークを取っていたら、第3セットはフルパワーで戦ってきたはず。そう考えると第2セットのタイブレークを取れたのは大きかった」と振り返った。
第8シードの
D・ゴファン(ベルギー)、第10シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)、さらに2016年の全仏オープンを制した第20シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)らを次々と破り、この日もセンターコートでキレのあるプレーを披露したチェッキナートをティームは称賛した。
「彼は本当に素晴らしい選手たちを倒してきた。第1セットから勝利の道を探していた。突然の快進撃ではない。彼は安定したプレーをしていた。こんなプレーを続けると、特にクレーでは最高の選手になるはず」
オーストリア人で1995年の
T・ムスター(オーストリア)以来23年ぶりの全仏オープン制覇に王手をかけているティームは「彼(ムスター)がウィーンで復帰してから交流がある。第2のテニス人生を送っていた最後の試合だった。毎年ウィーンで会っている。彼はどのオーストリアのテニス選手にとってもお手本。オーストリアのスポーツ界では最高の選手。だから彼は今でもお手本」とコメントした。
決勝では、11度目の優勝を狙う第1シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。王者ナダルは準決勝で第5シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)をストレートで下しての勝ち上がり。
ティームは「グランドスラムの決勝はプレッシャーがある。なぜなら、ここまでは長い道のりだったし、決勝で負けたくない。こんな大会でここまで勝ち上がるのは本当にタフなこと」と語った。
決勝で対戦する両者は10度目の対戦で、ティームの3勝6敗。最後に対戦した今年5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)準々決勝ではティームがナダルをストレートで破っている。
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【放送予定】
2018年5月27日(日)~6月10日(日)
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