男子テニスのマイアミ・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は3日、シングルス決勝戦が行われ、第6シードの
錦織圭は第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 3-6の完敗を喫してマスターズ初優勝とはならず、準優勝に終わった。
>>マイアミ・オープン対戦表<<決勝戦の第1セット、錦織は第1ゲームでジョコビッチのサービスゲームをブレークする好スタートを切った。しかし、その後は3度のブレークを許してしまい、このセットを落とす。
第2セットは第1ゲームでブレークされ、その後も反撃をしようとするもミスを重ねて挽回することが出来ず、ストレートで敗れた。第2セットの第7ゲームを終えた時点ではトレーナーを要求し、左膝を治療する場面があった。さらに第9ゲームではダブルフォルトをした時にはラケットを地面に投げてしまった。
両者は今回が9度目の対戦で、錦織は対ジョコビッチ戦を2勝7敗とした。今年の全豪オープンでもジョコビッチに完敗していた。
26歳の錦織は、今回が2度目のマスターズでの決勝進出。2014年のムチュア・マドリッド・オープンでは
R・ナダル(スペイン)と決勝で対戦するも、怪我により途中棄権となった。
今シーズンは1月の全豪オープンで2年連続3度目の8強入り、2月のメンフィス・オープンでは大会史上初の4連覇を達成。前週のBNPパリバ・オープン男子ではナダルに敗れるもベスト8へ進出した。
一方、優勝した王者ジョコビッチは、マイアミ・オープンで3連覇と最多タイ6度目の優勝を飾った。
また、今回でマスターズ27度の優勝を誇るナダルを抜く28度目のタイトル獲得、さらに今季4度目の優勝、キャリア通算63勝目となった。
【錦織 vs ジョコビッチ 過去の対戦成績】<2016年>
・マイアミ・オープン男子決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 6-3 錦織圭
<2016年>
・全豪オープン準々決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 6-2, 6-4 錦織圭
<2015年>
・ATPツアー・ファイナル ラウンドロビン N・ジョコビッチ 6-1, 6-1 錦織圭
<2015年>
・ローマ・マスターズ準決勝 N・ジョコビッチ 6-3, 3-6, 6-1 錦織圭
<2014年>
・ATPツアー・ファイナル準決勝 N・ジョコビッチ 6-1, 3-6, 6-0 錦織圭
<2014年>
・パリ・マスターズ準決勝 N・ジョコビッチ 6-2, 6-3 錦織圭
<2014年>
・全米オープン準決勝 錦織圭 6-4, 1-6, 7-6 (7-4), 6-3 N・ジョコビッチ
<2011年>
・スイス・インドア準決勝 錦織圭 2-6, 7-6 (7-4), 6-0 N・ジョコビッチ
<2010年>
・全仏オープン2回戦 N・ジョコビッチ 6-1, 6-4, 6-4 錦織圭
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