テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、
B・ベッカー(ドイツ)が第32シードの
F・ベルダスコ(スペイン)を6-4, 0-6, 1-6, 7-5, 10-8の大接戦の末に下し、3回戦進出を果たした。この結果、第5シードの
錦織圭(日本)が2回戦で
T・ベルッチ(ブラジル)に勝利した場合、3回戦で世界ランク48位のベッカーと対戦とする。
もし錦織とベッカーが対戦する場合は、今回が4度目の顔合わせ。これまで錦織は対ベッカー戦を2勝1敗としている。
両者の直近の対戦は昨年の楽天ジャパン・オープン準決勝で、その時は錦織に敗れるもフルセットの接戦を演じていた。
今大会1回戦でベッカーは
R・ベーメルマンス(ベルギー)に勝利し、ベルダスコとの2回戦へ駒を進めていた。
この試合、第1セットは1ブレークに成功して先行したベッカーだったが、ここからクレー巧者ベルダスコに2セット連取される。
しかし、第4セットをなんとか奪い返したベッカーが、大接戦のものにした。
33歳のベッカーは、これまで1度だけタイトルを獲得しており、自己最高位は昨年10月に記録した35位。
全仏オープンには過去6度出場しているが、いずれも初戦敗退となっており、今回は初の3回戦進出を決めた。
また、2006年の全米オープンで引退した元王者
A・アガシ(アメリカ)の現役最後の対戦相手で、その時ベッカーは接戦の末に下して4回戦進出を果たしていた。
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