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セリーナとアザレンカが13度目の激突へ◇ブリスベン国際女子

女子テニスツアーのブリスベン国際女子(オーストラリア/ブリスベン、賞金総額100万ドル、ハード)は大会5日目の3日にシングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が予選勝者のK・ペルバク(ロシア)を6-1, 6-0で一蹴し、準決勝で第3シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦を決めた。

世界ランク1位のアザレンカは、第1セットでペルバクに1度ブレークを許したが、第1セット・第2セットを通してペルバクに1度も自身のサービスゲームをキープさせず全てブレーク。69分の圧勝でペルバクを退けた。

「今日はとても良い試合だった。試合の中で厳しいゲームも幾つかあったけど、終始良いプレーが出来たと感じている。大切なポイントではチャンスを生かし切ってゲームを決める事が出来た。それが今日の勝利の鍵だと思う。」とアザレンカは、勝因を分析していた。

2009年に1度だけ今大会へ出場していたアザレンカは、その時は優勝を飾っていたため、今大会の成績を7勝0敗とし、2度目の優勝を目指して準決勝では第3シードで宿敵のセリーナと対戦する。セリーナはこの日、S・スティーブンス(アメリカ)との同胞対決を6-4, 6-3で制しての勝ち上がり。

昨シーズンはウィンブルドンで優勝後、ロンドンオリンピック、全米オープン、ツアー最終戦と全てのビッグイベントを制したセリーナは、自身のサービスで73パーセントの確率でポイントを獲得し、スティーブンスに1度もブレークを許さず、各セットで握ったブレークチャンスをすかさず生かし、72分のストレートで勝利をものにした。

31歳のセリーナに対し19歳のスティーブンスは、アメリカ女子テニス界期待の若手で、2011年のシーズンを97位で終えると、昨シーズンは自己最高位の36位を記録。シーズンを38位で終える活躍をみせていた。

セリーナは「彼女(スティーブンス)が真剣に向かって来たの。これまでもいつも言い続けて来たけど、彼女は本当に良い選手。とても良いテニスをしているし、試合中も落ち着いていて、私自身のキャリアでは、持っていない何かを持っているの。とても成長した姿を見せてくれた。」と、成長著しい後輩を称賛し切っていた。

セリーナはアザレンカとはこれまで12回対戦し、11勝1敗と圧倒している。そのアザレンカとの対戦を問われてこう答えていた。

「スローン(スティーブンス)には感謝しなくちゃ。だってこんな素晴らしい試合をする機会をくれたんだもの。だって明日は、また素晴らしい選手と対戦しなければならないから。しっかり準備が出来ている事を確認しなければならない。特にヴィクトリア(アザレンカ)との対戦には、常に失う物がないという思いで臨まなければならない。なぜなら彼女は昨年最も安定したプレーを見せた選手だから。勝てる保証など何もない。ただコートに立ってベストを尽くすのみ。」

と、対戦成績では圧倒しているものの、アザレンカの実力の高さを認識しながら、試合へ気を引き締めていた。

もう一方の準決勝は、ノーシードから勝ち上がったA・パブリュチェンコワ(ロシア)とラッキールーザーのL・ツレンコ(ウクライナ)との対戦となった。この日、パブリュチェンコワは第4シードのA・ケルバー(ドイツ)を7-6 (7-3), 7-6 (7-3)で、ツレンコはD・ハンチュコバ(スロバキア)を6-3, 6-4で下しての勝ち上がり。

パブリュチェンコワは2回戦で第6シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を下し、この日も第4シードのケルバーとの接戦を制していた。自身のサービスでは79パーセントと高い確率でポイントを獲得したパブリュチェンコワは、各タイブレークでは終始ケルバーを圧倒し、1時間55分のストレートで勝利を飾った。

「オスシーズンの厳しいトレーニングがシーズン最初のこの大会で成果が出るとは思わなかった。この試合も何とか勝ち切れて本当に嬉しい。彼女(ケルバー)は本当に素晴らしいファイターだし、守りも素晴らしい。だから終始攻撃的なプレーに徹したらそれが功を奏したの。」とパブリュチェンコワは、勝った要因を明かした。

2011年には自己最高位の13位を記録するも、昨年は36位でシーズンを終えるなど、好調さを維持出来なかったパブリュチェンコワ。

「去年は好不調の波が激しく悩まされた一年だった。良い休養が取れて良いスタートが切れている。オフシーズンには全ての事を練習し直して、それが今週徐々に、試合を重ねるごとにコートで現れている。こうして4強入りも出来た。全てがこうして報われて嬉しく感じている。」と、素直な喜びをコメントしてた。

そのパブリュチェンコワと決勝進出懸けて対戦する世界ランク116位のツレンコは、予選最終ラウンドでO・プチコワに敗れていたが、世界ランク2位で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)は直前で大会を棄権したため、ラッキールーザーで本戦入りして2回戦から登場していた。その幸運を生かしたツレンコは、これまでのWTAでの最高成績は昨年2月のメンフィスでのインターナショナル大会のベスト8だった。

開幕戦のプレミア大会で見事ベスト4入りしたツレンコは「ラッキールーザーとして本戦入りしたのも初めての事。こんな大きな大会でシャラポワの後に2回戦に入る何て本当に驚きだった。昨日はセンターコートでプレッシャーを感じていたけど、それが終わるともうプレッシャーなんて無くなっていた。今は全てを楽しんでいるし、チャンスが目の前にあるの。それを一生懸命捕まえているだけ。」と、興奮気味に語っていた。

この勝ち上がりでツレンコはトップ90入りが確実となり、昨年記録した自己最高位の94位を塗り替える事が決まっている。もし決勝進出を果たすと、世界ランクも70位前後へジャンプアップする事になる。

この日行なわれた試合結果は以下の通り。

○V・アザレンカ (1) vs. ●K・ペルバク, 6-1, 6-0
○S・ウィリアムズ (3) vs. ●S・スティーブンス, 6-4, 6-3
●A・ケルバー (4) vs. ○A・パブリュチェンコワ, 6-7 (3-7), 6-7 (3-7)
●D・ハンチュコバ vs. ○L・ツレンコ, 3-6, 4-6

今大会の優勝賞金は16万2987ドル。

(翻訳/弓削忠則)

(2013年1月4日10時40分)

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