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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズ、W&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額282万5280ドル、ハード)は14日、シングルス1回戦残り10試合と2回戦2試合が行われ、元世界ランク2位で34歳のT・ハース(ドイツ)が元3位で30歳のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)に6-7 (0-7), 7-6 (7-4), 6-3の逆転で勝利、2回戦へ駒を進めた。
ベテラン対決となったこの試合、第2セットでナルバンディアンに握られたマッチポイントを切り抜ける、ハースの逆転劇となった。
第1セット序盤でブレークに成功したハースはゲームカウント3-0とリードすると、その後は両者サービスキープを続けゲームカウント5-3。迎えたサービング・フォー・ザ・セットでハースは、2度のセットポイントがあったが取り切れず、ブレークバックを許してしまう。続くナルバンディアンのサービスゲームでも1度セットポイントをハースが握るも、これを活かせずタイブレークへ突入。
そのタイブレークでは一気にナルバンディアンが流れを掴み、ハースに1ポイントも渡さず第1セットを先取。
勢い乗ったナルバンディアンは、第2セットの第1ゲームでいきなりハースからブレークを奪う。しかし、続く第2ゲームでナルバンディアンはダブルフォルトを犯してブレークバックをハースに許してしまい、このセットも接戦となる。
その後ゲームカウント5-6、ハースは自らのサービスゲームで30-40とナルバンディアンにマッチポイントを握られるもこれをしのぎ、このセットもタイブレークへ。
このセットのタイブレークはハースへ流れが移り、6-4とハースがリードする。そして、2度目のセットポイントでこのセット10本目サービスエースを決めたハースが1セットオールとし、勝負の行方は第3セットへ。
敗戦目前から息を吹き返したハースは、第3セットで1度もブレークポイントをナルバンディアンに握らせず、ゲームカウント4-3の第8ゲームでナルバンディアンからブレークを奪う。続く自身のサービスゲームをキープし、3時間22分のマラソンマッチに終止符を打った。
ハースは2回戦で第6シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)と対戦する。今大会、上位シード8選手は1回戦が免除されているため、デル=ポトロは2回戦からの登場。
この日行われた1回戦の試合結果は以下の通り。
M・フィッシュ(アメリカ) (10) ○-× F・ロペス(スペイン), 6-2, 6-3
錦織圭(日本) (14) ○-× M・グラノジェルス(スペイン), 6-1, 6-2
J・シャーディ(フランス) ○-× A・ロディック(アメリカ) (16), 7-6 (7-4), 6-3
S・クエリー(アメリカ) ○-× J・メルツァー(オーストリア), 4-6, 6-2, 6-4
M・バグダティス(キプロス) ○-× A・ファリャ(コロンビア), 6-4, 6-1
T・ハース ○-× D・ナルバンディアン, 6-7 (0-7), 7-6 (7-4), 6-3
A・ボゴモロフJR(ロシア) ○-× J・ニエミネン(フィンランド), 6-4, 6-3
R・シュティエパネック(チェコ共和国) ○-× A・ラモス(スペイン), 6-2, 6-2
C・ベルロク(アルゼンチン) ○-× S・ヒラルド(コロンビア), 7-5, 6-3
M・ラオニチ(カナダ) ○-× R・ガスケ(フランス), 7-6 (7-4), 6-3
この日行われた2回戦の試合結果は以下の通り。
T・ベルディフ(チェコ共和国) (5) ○-× ルー・イェンスン(台湾), 6-3, 6-4
B・トミック(オーストラリア) ○-× B・ベイカー(アメリカ), 6-4, 6-3
今大会の優勝賞金は53万5600ドル。
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