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男子テニスツアーのクロアチア・オープン（クロアチア/ウマグ、賞金総額３５万８４２５ユーロ、クレー）は１２日、シングルス２回戦残り４試合が行なわれ、第１シードのＦ・ベルダスコ（スペイン）がＥ・ガルビス（ラトビア）を6-2, 3-6, 6-1のフルセットで下すなど、ベスト８が顔を揃えた。

世界ランク１６位のベルダスコは、第１セットでは２度のブレークを同７８位のガルビスから奪いあっさり先取した。第２セットでは１度のブレークに成功したベルダスコであったが、２度のブレークをガルビスに許すとセットオールへと追いつかれてしまう。

勝敗を決める第３セットでは、再びレベルを上げたベルダスコが１本もブレークポイントをガルビスに握らせず、２度のブレークを奪うと２時間５分のフルセットで勝利を飾った。

準々決勝でベルダスコはＡ・クズネツォフと対戦する。この日の２回戦でクズネツォフは、Ｍ・パビッチとの主催者推薦対決を7-6 (7-0), 6-1のストレートで制しての勝ち上がり。

第１セットでは両者１度ずつのブレークを奪い合いタイブレークへ。しかし、そのタイブレークでパビッチに１ポイントも与えず、一気に７ポイントを連取したクズネツォフがそのセットを先取すると、第２セットではそのままの流れでパビッチに１ゲームしか許さず、１時間２８分で退けた。

その他の試合では、第３シードのＡ・ドルゴポロフ（ウクライナ）がＦ・フォニュイーニ（イタリア）を6-2, 6-4のストレートで、第５シードのＣ・ベルロク（アルゼンチン）が予選勝者のＭ・トランジェリティを7-6 (7-4), 4-6, 6-1のフルセットで倒し順当に８強入りに成功した。

世界ランク１９位のドルゴポロフは同６３位のフォニュイーニから、第１セットで２度、第２セットでは１度のブレークを奪い、自らのサービスゲームでは１度もブレークをフォニュイーニに許さず、７６分の快勝で今季３度目の準々決勝進出を決めた。

ドルゴポロフと準々決勝で対戦するベルロクは、トランジェリティから第１セットを接戦の末に先取すると、第２セットは２度のブレークを奪いながらも３度のブレークを許し、トランジェリティに試合を振り出しに戻されてしまう。

第３セットでは世界ランク３８位のベルロクが１度ブレークされるも、同２５０位のトランジェリティから４度のブレークを奪い、３時間６分のマラソンマッチに終止符を打った。

今大会の優勝賞金は６万４７００ユーロ。