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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア(クロアチア/ザグレブ、賞金総額39万8250ユーロ、ハード)は月曜日に初日を迎え、シングルス1回戦5試合が行われ、第1シードのI・リュビチッチ(クロアチア)がK・ベック(スロバキア)を7-6 (7-5), 3-6, 6-3のフルセットで辛くも破り、自身2度目となる地元優勝へ好発進した。
第1セットだけで7本のサービスエースを叩き出したリュビチッチは、2度握られたブレークポイントをしのいだものの、ベックのサーブで1度もブレークチャンスを掴めず、タイブレークへともつれた。そのタイブレークでは元世界ランク3位の経験を生かし、接戦を制してそのセットを先取に成功する。
しかし第2セットでは、1度のブレークをベックに許したリュビチッチは、このセットでもベックからブレークを奪えず試合はファイナルセットへ。勝敗を決める第3セットでは、4-3からの第8ゲームでリュビチッチがこの試合初のブレークをベックから奪うと、続く自身のサーブをしっかりキープして2時間18分で勝利した。
2006年に今大会で優勝しているリュビチッチは、今季最初のグランドスラムである全豪オープンでは、1回戦でL・ラコ(スロバキア)にフルセットの接戦で敗れていたため、この日の勝利が今シーズンでの初勝利となった。
この日登場したシード勢は順当に初戦突破を果たした。第5シードのA・セッピ(イタリア)はD・ブランズ(ドイツ)を6-4, 7-6 (7-1)で、第7シードのR・ハース(オランダ)も主催者推薦のK・メサロスを6-2, 6-3といずれもストレートで退けた。
セッピは自身のサーブでは70%の確率でポイントを獲得し、第2セットで1度ブレークを許したものの、そのセットのタイブレークではブランズを圧倒、1時間26分で下した。ハースはメサロスから実に4度のブレークを奪うなど、危なげ無い試合展開で圧倒。わずか57分で2回戦進出を決めた。
リュビチッチはM・ベレー(ドイツ)と予選勝者のM・キウディネッリ(スイス)の勝者と、セッピはP・ペッツシュナー(ドイツ)と予選勝者のJ・メルツァー(オーストリア)の勝者と、ハーセはM・バッヒンガー(ドイツ)とそれぞれ2回戦で対戦する。
バッヒンガーはI・ファン・デル・メルウェ(アルゼンチン)を6-3, 6-3で下しての勝ち上がり。残りの試合では、全豪の1回戦でリュビチッチを下したラコがP・スタラーチェ(イタリア)を7-6 (7-2), 6-7 (4-7), 6-3と2時間13分の接戦を制して2回戦へ進んだ。ラコは第2シードのA・ボゴモロフJR(アメリカ)と主催者推薦のD・マルカンの勝者と2回戦を行う。
今大会の優勝賞金は6万8220ユーロ。
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