男子テニスツアーのレッグ・メーソン・テニス・クラシック（アメリカ/ワシントン、賞金総額１１６万５５００ドル、ハード）は４日、シングルス３回戦８試合が行われ、第１１シードのＪ・アイズナー（アメリカ）がＪ・ブレーク（アメリカ）との地元勢対決を7-6 (7-0), 1-6, 7-6 (7-4)のフルセットで制し、ベスト８に進出している。
この日は４６本の凡ミスと７本のダブルスフォルトを犯していたアイズナーであったが、試合を通して１３本のサービスエースを決めると、今大会のダブルスパートナーでもあるブレークを２時間１３分で下した。
ビッグサーブを武器とするアイズナーは、ブレークより獲得ポイントは少なかったものの、その武器でタイブレークを優位に進め、元世界ランク４位のブレークから連勝を飾った。
準々決勝でアイズナーは、第３シードのＶ・トロイキ（セルビア）と対戦する。トロイキはこの日、第１３シードのＫ・アンダーソン（南アフリカ）を6-3, 6-3で下し、ベスト８入りを決めている。
世界ランク８位のＭ・フィッシュ（アメリカ）と同１２位のＡ・ロディック（アメリカ）が欠場している今大会、地元勢からはＤ・ヤング（アメリカ）がベスト８入りを果たしている。２回戦で第４シードのＪ・メルツァー（オーストリア）を破っていたヤングは、Ｍ・ラッセル（アメリカ）を6-3, 6-3で下している。
雨の影響で水曜日に予定されていた試合のうち、およそ半分しか消化し切れていなかったため、この日の試合は当初の予定より４時間も早く開始され、何人かの選手は１日に２試合をこなすハードスケジュールだった。
第１シードのＧ・モンフィス（フランス）は、日中に行われたシングルス２回戦でＲ・スウィーティング（アメリカ）を6-3, 7-6 (7-3)で下すと、ナイトセッションでは第１５シードのＤ・ツルスノフ（ロシア）に6-2, 7-6 (11-9)で勝利、ベスト８に進出している。
また第７シードのＭ・バグダティス（キプロス）は、２回戦でＳ・デウバーマン（インド）を6-2, 0-6, 7-5のフルセットで振り切ると、３回戦では第１２シードのＴ・ベルッチ（ブラジル）に3-6, 6-3, 6-2の逆転で勝利、フルセットマッチを２試合、２試合合計で３時間４０分もの時間をコートで費やし、ベスト８に名乗りを上げている。
この他のシングルス２回戦の結果は以下の通り。
Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア） (6) ○-× Ｍ・ベレー（ドイツ）, 6-3, 6-4
Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア） ○-× Ｍ・ロドラ（フランス） (10), 4-3, 途中棄権
Ｔ・ベルッチ (12) ○-× Ｔ・ハース（ドイツ）, 7-6 (7-3), 3-6, 6-3
Ｄ・ツルスノフ (15) ○-× Ｆ・チポッラ（イタリア）, 6-1, 6-4
この他のシングルス３回戦の結果は以下の通り。
Ｆ・ベルダスコ（スペイン） (5) ○-× Ｎ・ダビデンコ（ロシア） (9), 6-4, 7-5
Ｊ・ティプサレビッチ (6) ○-× Ｇ・ディミトロフ, 6-4, 6-2
Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国） ○-× Ｊ・ニエミネン（フィンランド） (16), 6-4, 3-6, 6-2
今大会の優勝賞金は２６万４０００ドル。
（2011年8月5日13時12分）
18歳 ウィンブルドン初出場で3回戦へ 
