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男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、賞金総額199万5000ユーロ、クレー)は20日、シングルス2回戦14試合が行われ、錦織圭(日本)がR・マシャド(ポルトガル)を6-1, 6-4のストレートで下し、3回戦に進出した。
今大会の成績次第では、松岡修造(日本)の持つ世界ランク46位の日本男子最高記録を更新する可能性がある錦織は、ラッキールーザーのマシャドから試合を通して3度のブレークを奪うと、自らのサービスゲームは全てキープする安定した試合運びで勝利となった。
3回戦で錦織は、地元勢のF・ロペス(スペイン)とベスト8入りをかけて対戦する。元世界ランク20位のロペスは、同胞である第12シードのG・ガルシア=ロペス(スペイン)に6-7 (2-7), 6-3, 6-4の逆転で勝利、3回戦に進出した。
第1シードのR・ナダル(スペイン)は、同胞のD・ヒメノ=トラバー(スペイン)に6-1, 6-1で快勝、順当に3回戦に駒を進めている。
第1セット序盤からヒメノ=トラバーのサービスゲームをブレークしたナダルは、そのまま勢いに乗ると、わずか66分で今大会の初戦を勝利で終えた。
「トーナメントが始まって数日は危険なものだけど、調子は良いです。」とナダル。「限界まで追い込まれるような試合ではありませんでした。」
昨年の今大会は欠場したものの、2005年から2009年まで5連覇を達成しているナダルは、3回戦でS・ヒラルド(コロンビア)と対戦する。世界ランク54位のヒラルドは、A・ラモスを6-3, 4-6, 6-3で破っている。
これまでヒラルドを相手に2連勝を飾っているナダルは「彼はとても攻撃的で、ツアーでも危険な選手の一人です。昨年の彼との対戦はとても厳しいものでした。明日の試合では、堅実なプレーが求められますし、できる限り積極的になる必要があります。」と、油断しない構えを見せた。
第3シードのR・ソデルリング(スウェーデン)はI・ドディグ(クロアチア)に2-6, 4-6で敗れ、早くも大会を去ることとなった。昨年の今大会では決勝に進出していたソデルリングであったが、世界ランク56位のドディグに5度のブレークを許してしまい、1時間22分であえなく敗退となっている。
モンテカルロ・マスターズで決勝に進出していた第4シードのD・フェレール(スペイン)は、C・ベルロク(アルゼンチン)を6-2, 6-2で下し、3回戦に進出している。
今大会では過去に2度の決勝進出を果たしているフェレールは、試合を通して4度のブレークピンチがあったが、その全てを切り抜けている。
「普段よりも少し緊張していたと思いますが、最初の試合だったせいでしょう。ありがたいことに、何とか対処することができましたし、明日はもっと良いプレーが出来ると良いと思います。」
2001年の今大会チャンピオンで元世界ランク1位のJ・C・フェレーロ(スペイン)は、ラッキールーザーのM・ズベレフ(ドイツ)に6-4, 7-5で勝利、3回戦に進出している。世界ランク105位のズベレフは、第2シードのA・マレー(英国)が肘の怪我のために棄権したため、本戦入りとなっていた。
この他の試合の結果は以下の通り。
J・メルツァー(オーストリア) (6) ○-× M・グラノジェルス(スペイン), 6-1, 6-3
R・ガスケ(フランス) (9) ○-× B・カブチッチ(スロベニア), 6-3, 4-6, 6-2
A・モンタネス(スペイン) (11) ○-× B・パイユ(フランス), 6-7 (3-7), 6-1, 6-4
V・ハネスク(ルーマニア) ○-× K・アンダーソン(南アフリカ) (14), 6-4, 6-4
M・ラオニチ(カナダ) (15) ○-× S・グロイル(ドイツ), 6-3, 4-6, 7-6 (7-5)
S・バノッツィ ○-× J・モナコ(アルゼンチン) (16), 6-3, 6-2
N・ダビデンコ(ロシア) ○-× E・ロジェ=ヴァセラン(フランス), 6-2, 7-6 (13-11)
今大会の優勝賞金は29万ユーロ。
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