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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額61万8000ドル、ハード)は大会3日目の9日、シングルス1回戦残り4試合と2回戦2試合が行われ、第1シードのK・クレイステルス(ベルギー)がK・バロア(ドイツ)を4-6, 6-2, 6-0の逆転で下しベスト8入りを果たすと共に、世界ランク1位の座まであと1勝と迫った。
今大会の上位2シード選手は1回戦を免除されているため、この日の2回戦が大会初戦となったクレイステルスは、第1セットの序盤は集中力を欠き、いきなり2度のブレークをバロアに奪われ0-4と一気にリード奪われると、そのセットを奪われてしまう。
しかし第1セット終盤から徐々にリズムが出始めたクレイステルスは第2、第3セットとペースを上げてバロアを圧倒。1時間24分で8強進出を決めた。
「彼女(バロア)はとてもトリッキーな選手。現在の女子ツアーではあまり見ないプレーをするから、最初はそれに慣れなかった。第1セットを奪われてもそれほど心配はしなかった。時にはやり過ぎてしまうことがあるし、ウィナーを早く取りに行き過ぎてしまった。でも一度主導権を握るとラリーでも自信が出てきて、より攻撃的なプレーをすることができて、彼女のテニスをさせませんでした。」と。2004年のチャンピオンであるクレイステルスは試合を振り返っていた。
今大会でベスト4入りすると来週発表の世界ランクで現在1位のC・ウォズニアキ(デンマーク)に代わって世界1位への返り咲きを決めるため、その座まであと1勝と迫ったクレイステルスは「そのことは頭になかった。もう1勝、それはそんなに簡単なことじゃない。今大会にも厳しい対戦相手が何人もいるから。」と、今後の試合へ気を引き締めていた。
その準々決勝でクレイステルスは、第5シードのN・ペトロワ(ロシア)と予選勝者のJ・ドキッチ(オーストラリア)の勝者と対戦する。ペトロワはこの日行われた1回戦で主催者推薦のV・ラッツァーノ(フランス)を6-1, 6-3で一蹴しての勝ち上がり。
残りの2回戦では、第8シードのD・チブルコワ(スロバキア)がM・ウダン(アメリカ)を6-4, 7-6 (7-5)と1時間52分で倒して準々決勝へ駒を進めた。チブルコワは第3シードのK・カネピ(エストニア)とS・アービッドソン(スウェーデン)の勝者と準々決勝で顔を合わせる。アービッドソンもこの日の1回戦でA・コルネ(フランス)を6-2, 7-6 (7-5)のストレートで退けての勝ち上がり。
その他の1回戦では、第6シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)がA・クルベール(ドイツ)を7-5, 3-6, 6-2で、第7シードで主催者推薦で出場のY・ウィックマイヤー(ベルギー)もE・ヴェスニナ(ロシア)を7-6 (7-1), 6-2で破り、順当にベスト8進出を果たした。
ペトコビッチはK・クコバ(スロバキア)と、ウィックマイヤーはK・ザコパロバ(チェコ共和国)とそれぞれ準々決勝進出を懸けて2回戦で対戦する。
今大会の優勝賞金は10万3000ドル。
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