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男子テニスツアーのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、賞金総額102万4000ドル、ハード)は5日、シングルス2回戦8試合が行なわれ、第1シードのR・ナダル(スペイン)がL・ラコ(スロバキア)に7-6 (7-3), 0-6, 6-3のフルセットで勝利、準々決勝に進出した。
M・ロペス(スペイン)とのペアで今大会のダブルスにも出場しているナダルは、今週初めに体調を崩しており、この日のコート上でも精彩を欠いた動きが目立った。特に第2セットでは、自らのサービスゲームで5ポイントしか取れないなど、散々な内容であった。
「とても難しい試合でした。」とナダル。「昨日は100%ではなかったし、今日も同じでした。昨日の記者会見で言ったとおりです。ダブルスをプレーすればもっと疲れることになりますが、止まるつもりはありません。ダブルスもプレーします。」と、体調が完全ではないものの大会を戦い抜く決意を述べた。
ナダルがベーグルでセットを失うのは、575試合のキャリアの中でわずかに10度目のこと。最後にベーグルでセットを落としたのは、2009年のロッテルダム大会の決勝で、A・マレー(英国)を相手にファイナルセットを0-6で落としていたが、この時は膝に故障を抱えた状態であった。
世界ランク89位のラコにセットオールに追いつかれたナダルは、第3セットでいきなり2度のブレークに成功し、ゲームカウント3-0とリードを奪っていた。その後のナダルは、ラコに1度だけブレークバックを許したものの、3度目のブレークで試合を締めくくっている。
第2シードのR・フェデラー(スイス)は、同胞のM・キウディネッリ(スイス)を7-6 (7-5), 7-5で下し、順当にベスト8入りを決めている。
「アップダウンがある試合だった。第1セットの終盤で少し混乱してしまい、集中力を切らしてしまいました。しかし、試合が進むにつれて集中力を高めることができました。」とフェデラー。「お互いのプレーを良く知っているから、彼との対戦は簡単ではありません。だけど、勝ち進めて満足しています。」
この日の試合中に2度ほど後背部の治療を受けているキウディネッリは、第1セット第12ゲームでセットポイントのピンチを切り抜け、タイブレークに持ち込んでいた。また第2セットでは、第4ゲームで先にキウディネッリがブレークに成功したが、フェデラーがここから盛り返し逆に2度のブレークに成功、そのまま同胞対決を制した。
この他の試合の結果は以下の通り。
JW・ツォンガ(フランス) (3) ○-× S・ブブカ, 6-2, 6-4
N・ダビデンコ(ロシア) (4) ○-× J・ニエミネン(フィンランド), 6-4, 7-5
E・ガルビス(ラトビア) (5) ○-× A・ベイチ, 6-3, 6-1
V・トロイキ(セルビア) (6) ○-× T・ガバシュビリ(ロシア), 6-3, 6-1
G・ガルシア=ロペス(スペイン) (7) ○-× I・マルチェンコ(ウクライナ), 6-1, 6-4
I・カルロビッチ(クロアチア) ○-× P・コールシュライバー(ドイツ) (8), 7-6 (7-5), 6-7 (4-7), 7-6 (7-2)
シード勢が順当にベスト8入りを決める中、第8シードのコールシュライバーがカルロビッチに2時間48分で競り負け、大会を去っている。
今大会の優勝賞金は17万7000ドル。
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