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女子テニスツアーのクレムリン・カップ女子(ロシア/モスクワ、賞金総額100万ドル、ハード)は木曜日、シングルス2回戦残り4試合を行い、第1シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が予選から勝ち上がってきたZ・ディヤスに1-6, 2-6と、わずか59分で敗れる番狂わせが起きた。
17歳で世界ランク268位のディヤスは同7位のヤンコビッチから5回ものブレークを奪い、初のトップ10選手からの勝利を圧勝で奪った。これが5大会目となるWTAツアー本戦となったディヤスは、初めて出場した昨年7月のプラハ大会以来となるベスト8入りを決めた。
ツアー最終戦への出場権を獲得しているヤンコビッチは「中国からロシアへ移動してからずっと体調が悪かった。感染症を起こしているようで、一週間抗生物質を飲んでいるの。自分のテニスができる状態じゃなかったけど、棄権するのは嫌だった。出来る限りを尽くしたけど、全く集中できなくて、呼吸するのも辛かった。」と、驚きの結果の理由を明かしていた。
「医者に診てもらうわ。長いシーズンの終わりに来たから、疲労が溜まっている。来週は最後の大会(最終戦)だから、万全な体調で臨みたいし、笑顔で試合を楽しみたい。その大会は、1度負けても優勝できるシステムだし、何が起きるか分からない。とにかく体を治したい。」とヤンコビッチは、来週への抱負を加えていた。
ディヤスは準々決勝で第6シードのM・キリレンコ(ロシア)と対戦する。キリレンコはこの日、K・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-0, 6-0で一蹴しての勝ち上がり。23歳のキリレンコは、これが自身初のダブル・ベーグルの勝利で、ボンダレンコを50分で退けた。
その他の試合では、A・チャクエタゼ(ロシア)がM・コリツェワ(ウクライナ)を6-1, 6-2で、V・ドゥシェヴィナ(ロシア)がE・ヴェスニナ(ロシア)を6-4, 6-2と、いずれもストレートで下してベスト8へ名を連ねた。ベスト4進出を懸けて、チャクエタゼとドゥシェヴィナが準々決勝で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は15万7427ドル。
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