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女子テニスツアーのスロベニア・オープン(スロベニア/ポルトロス、賞金総額22万ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、元トップ5ランカーのA・チャクエタゼ(ロシア)がJ・ラーソン(スウェーデン)を6-1, 6-2のスコアで圧倒し、見事、WTAツアー8勝目を飾った。試合時間はわずか61分だった。チャクエタゼは同時に優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
チャクエタゼは両セットで2度のブレークに成功、ツアー初の決勝進出を決めていたラーソンに圧勝した。ラーソンは第2セットで3本のブレークポイントがあったが、いずれも逃した。
チャクエタゼは2007年の全米でベスト4入りし、そのままトップ5入りを果たした。しかし2008年にパリの大会でツアー7勝目をあげて以降、調子を落としている。今季は5月17日に約6年間で初めてトップ100圏外へと脱落し、現在は世界ランキングを103位にまで落としている。今回の優勝をきっかけに、再びトップを目指してほしいところだ。
一方、世界84位のラーソンは今月、大活躍で、先週のプラハの大会ではツアーで初めてベスト8入りを果たし、今大会ではベスト4入り、そして決勝進出を決めていた。しかし決勝戦では緊張もあり、経験豊富なチャクエタゼに完敗だった。
ダブルス決勝では、第2シードのM・コンドラティエワ(ロシア)/V・ウーリロワ組がチャクエタゼ/M・イラコビッチ(ニュージーランド)組を6-4, 2-6, [10-7]のスーパータイブレークの末に下し、見事、優勝を飾った。チャクエタゼはシングルス・ダブルスの2冠を狙ったが、惜しくも準優勝に終わった。
優勝した第2シードペアは今大会で7度目のペアリングで、初優勝を飾った。ウーリロワはこれまでツアーでダブルスで4勝を飾っているが、コンドラティエワにとっては今回がうれしい初優勝となった。
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