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女子テニスツアーのスロベニア・オープン(スロベニア/ポルトロス、賞金総額22万ドル、ハード)は21日に、シングルス2回戦4試合を行い、昨年準優勝で第4シードのS・エラーニ(イタリア)が、A・チャクエタゼ(ロシア)に1-6, 2-6とわずか58分で敗れ大会を後にした。
2008年に優勝を飾り、昨年は決勝で惜しくもD・サフィーナ(ロシア)に敗れたものの準優勝だったエラーニは、相性の良いこの大会で今年も上位進出を狙っていたものの、この日はチャクエタゼに7度のブレークを許し、なす術もなく敗退してしまった。
2007年9月に自己最高位の5位まで上り詰めたチャクエタゼだったが、今は102位とこの1年間は調子を崩していた。しかしこの日はエラーニの不調にも助けられ危なげなく勝利を飾り、今季2度目のツアーベスト8入りを決めた。
「今日の彼女はベストのテニスじゃなかった。それでもチャンスを生かせたし、初めて出場した大会で8強入りができて嬉しいわ。またトップへ戻りたいけど、それはとても難しいこと。数週間前にセリーナと対戦したけど、あっさり負けてしまったの。もっとトップ選手と対戦して、かつての感覚を取り戻す必要があるわ。」とチャクエタゼは、スランプ脱出に意欲的だった。
そのチャクエタゼが準々決勝で対戦するのが同胞で第6シードのV・ドゥシェヴィナ(ロシア)。この日彼女は、V・ラッツァーノ(フランス)を4-6, 7-5, 6-2で退けての勝ち上がり。第1セットを奪われたドゥシェヴィナは第2セットでもラッツァーノにリードを奪われ、5-4からラッツァーノのサービング・フォー・マッチでも30-15と、敗退まであと2ポイントと崖っぷちから2時間28分の逆転で準々決勝進出を決めた。
ドゥシェヴィナは「ラッツァーノとは対戦したことがなかったの。でも良いテニスができたわ。彼女は勝つチャンスがあったけど、第3セットでは自分の方が好調で元気だった。明らかに彼女に疲労が見えたわ。」と、試合を振り返っていた。
その他の試合では、第7シードのP・エルコグ(スロベニア)が主催者推薦で出場のK・シュレボトニック(スロベニア)との地元勢対決を6-4, 6-7 (3-7), 6-3の接戦で、S・ボーゲル(スイス)が主催者推薦のT・パスゼック(オーストリア)を7-5, 6-4のストレートで下して、ベスト8へ名を連ねた。
1回戦で第2シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を倒す金星を上げた世界ランク98位のボーゲルは、「良いテニスができたし、勝てて嬉しい。」と今季初の8強入りの喜びを語った。ベスト4入りを懸けてエルコグとの対戦に「次は地元勢との対戦だから、きっとセンターコートでの試合になると思う。去年、そこでプレーしたから慣れているわ。」と、次の対戦に目を向けていた。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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