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男子テニスツアーのハッサン２世グランプリ（モロッコ/カサブランカ、賞金総額３９万８２５０ユーロ、クレー）は水曜日に２回戦４試合を行い、第２シードのＧ・ガルシア=ロペス（スペイン）が同胞のＭ・グラノジェルス（スペイン）を6-3, 6-2と危なげなく退け、順当にベスト８進出を決めた。

今大会これまで２回出場して初戦突破をしたことのないガルシア=ロペスであったが、現在２６歳ながら自己最高位の４０位におり、この日はグラノジェルスを１時間２６分で一蹴。今季初のツアーベスト８進出を決めた。今大会、上位４シード選手が１回戦を免除されているため、この２回戦が初戦だったガルシア=ロペスだったが、４度のブレークを奪うなど危なげなく勝利を手にした。

今季、開幕戦から５大会連続で初戦敗退と良いスタートが切れなかったガルシア=ロペスだったが、インディアンウェルズでは今季好調のＭ・チリッチ（クロアチア）を下して４回戦進出を果たし、徐々に調子を取り戻している。準々決勝ではＳ・ロバート（フランス）を2-6, 6-1, 6-3の逆転で下した第８シードのＦ・セラ（フランス）と顔を合わせる。

第４シードのＬ・クボット（ポーランド）も今大会の初戦を迎え、Ａ・クレマン（フランス）を6-4, 6-1で破り順当に準々決勝へ進んだ。今季すでに２月のブラジルでのクレー大会で準優勝を飾っているクボットは、全豪オープンで４回戦、ドーハでベスト８と好調を続けている。２７歳にして世界ランキングを自己最高位の４２位と更新中のクボットは、ベスト４入りを懸けてＰ・スタラーチェ（イタリア）と対戦する。スタラーチェはＯ・エルナンデス（スペイン）を6-2, 6-1とわずか６６分で下しての勝ち上がり。

今大会、第１シードはＳ・ワウリンカ（スイス）、第２シードはガルシア=ロペス、第３シードはＶ・ハネスク（ルーマニア）、そして第４シードはクボットとなっている。

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。