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男子テニスツアーの開幕戦であるカタール・エクソンモービル・オープン(ドーハ/カタール、賞金総額111万250ドル、ハード)は6日、第1シードのR・ナダル(スペイン)、第2シードのR・フェデラー(スイス)、第3シードのA・マレー(英国)の上位シード勢がそれぞれ圧勝で初戦を突破した。
世界ランク1位のナダルは、男子テニス界のマジシャンと言われるF・サントロ(フランス)を6-0, 6-1と50分足らずで下す好調なスタートを切った。36歳とベテランのサントロは、シングルスに加えてダブルスでもトップ・レベルで活躍するテクニシャンとして知られている。
試合後ナダルは「初戦としては早く試合を終わらせられて、良いスタートだと思う。こんなに簡単な試合は想像してなかった。サントロはもっとしぶとい選手だし、彼のプレーはトリッキーだからね。」と、予想外の展開に驚きながらも自身のプレーには満足していた。
第2シードで世界ランク2位のフェデラーもP・スタラーチェ(イタリア)を6-2, 6-2と、こちらも50分かからずに格の違いを見せ付けた。昨シーズンは序盤から体調を崩し、自身のテニスのリズムも崩して苦しいシーズンを強いられた。
「勝利を上げられて良いスタートが切れた。初戦でパニックにならないように神経を使ったけど、各ポイントをリラックスしてプレーできた。シーズン前には十分に実践的な練習ができたから、こうして勝利を上げられて嬉しいよ。」と、フェデラーは挽回をもくろむ今季へ幸先の良いプレーに喜びが隠せなかった。
世界ランク4位で第3シードのマレーもA・モンタネス(スペイン)を6-2, 6-4と、1時間15分で勝利を上げ、先週優勝したアブダビでのエキシビションでの好調を維持していた。昨年の今大会ではS・ワウリンカ(スイス)を下して優勝しており、2連覇を狙っている。
「先週の優勝のお陰で、試合中はリラックスできた。日が沈むと風も出てプレーが難しくなる。昼間はボールは早いけど、暗くなると気温も下がり体のキレも悪くボールも重くなるんだ。でも、試合の大半はそれもコントロールできたし、そうしてプレーできたことに満足している。」と、中東の気候にも慣れて、2連覇へ自信を覗かせた。
2回戦では、ナダルはこの日M・プルジシーズニー(ポーランド)を4-6, 6-4, 7-5で下したK・ベック(スロバキア)と、フェデラーはA・セッピ(イタリア)と、マレーはP・ペッツシュナー(ドイツ)とそれぞれ対戦する。
上位シード勢が順当勝ちするなか、第6シードのI・アンドレエフ(ロシア)がM・ヨージニ(ロシア)に6-4, 3-6, 4-6で、第7シードのD・ツルスノフ(ロシア)がA・ペヤ(オーストリア)に6-2, 3-6, 4-6と、いずれも逆転で敗れ、早くも大会を後にした。
その他の試合では、第8シードのP・コールシュライバー(ドイツ)がM・キウディネッリ(スイス)を6-4, 6-3で、K・フリーゲン(ベルギー)がO・エルナンデス(スペイン)を6-1, 6-7 (4-7), 7-6 (7-5)で、A・クレマン(フランス)がD・ジャンケラ(アルゼンチン)を6-1, 6-2倒して2回戦進出を決めた。
今大会の優勝賞金は18万3000ドル。
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