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男子テニスツアーのスイス・インドア(バーゼル/スイス、賞金総額89万1000ユーロ、ハード)は23日、シングルス2回戦5試合が行われ、3連覇を狙う第1シードのR・フェデラー(スイス)が、J・ニエミネン(フィンランド)を7-6 (8-6), 7-6 (7-1)で振り切った他、第2シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)ら、上位シード勢も揃って8強へ名を連ねた。
8月に世界ランク1位の座をR・ナダル(スペイン)に明け渡した、27歳のフェデラーは、今大会では12連勝目を記録し、ニエミネンに対しては10連勝で未だ1セットも奪われずにいる。この日の勝利が今季60勝目で、これは6年連続の快挙となった。
それでも去年までの調子ではないと言うフェデラー。「まだちょっとしたタッチにはしっくりきていないんだ。思ったようにボールをコントロールできていない。それが原因でフットワーックにも乱れがでてしまうんだ。でもそれも、大分良くなりつつあるよ。」と、王座復活へ本来の調子を取り戻している様子を語っていた。準々決勝では、M・グラノジェルス(スペイン)を6-4, 6-2のストレートで下したS・ボレッリ(イタリア)と対戦する。
第2シードのナルバンディアンは、予選を勝ち上がったK・フリーゲン(ベルギー)を6-4, 5-7, 7-6 (7-4)と接戦を制してベスト8進出を決めた。2002年のチャンピオンで、2度の準優勝を飾っているナルバンディアンは、世界ランク96位のフリーゲンに対して、第3セットのタイブレークを制して試合を手中に収めた。「初対戦の相手はいつもやりずらいね。でも、誰と対戦しても、ベストなプレーができなかったら勝利はないんだ。」と、試合を振り返っていた。ナルバンディアンは、ベスト4入りを懸けて、B・ベッカー(ドイツ)と準々決勝を行う。
第3シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は、S・ボーリ(スイス)を6-3, 6-3のストレートで、第4シードのJ・ブレーク(アメリカ)もは・エルナンデスを6-7 (4-7), 6-2, 6-4の逆転で退け、ベスト8が出揃った。
今季、ツアー初優勝を含め4大会連続優勝を飾った20歳のデル=ポトロは、年初81位だったランキングを9位にまで上昇させる躍進振りを見せ、同8位のナルバンディアンを抜いてアルゼンチン・ナンバー1の座が目前に迫っている。準々決勝では第6シードのI・アンドレエフ(ロシア)と顔を合わせる。
第4シードのブレークは、第1セットこそ調子が上がらずエルナンデスに先取されるも、その後は本来のリズムを取り戻し、続く第2、第3セットを奪い、8強入りを決めた。「集中して攻撃的なプレーをすることで、勝利を獲得できる。それが自分のスタイル。ここまでの2試合はサーブも良く、自信も出てきたよ。」と、ツアー最終戦へ熾烈な争いの中にいるブレークは、前向きなコメントをしていた。準々決勝では、2回戦で、ブレークの同胞である、第8シードのM・フィッシュ(アメリカ)から金星を上げたF・ロペス(スペイン)と対戦する。
今大会の優勝賞金は14万5200ユーロ。
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