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(イギリス、ウィンブルドン)
今年のウィンブルドンは、度重なる雨天中断・順延を余儀なくされており、その遅延はこの25年で最悪と言われている。ミドルサンデーに試合を行わなかった決定にも批判が集まっているが、審判のアンドリュー・ジェレット氏は男女シングルスが全て日程通りに終わると自信を持って話す。
「(ミドルサンデーにプレーしなかったのは)事実に基づいて決定したまで。決断が迫られた土曜日の朝の時点では、シングルスに関しては予定通りだった。それ以上のシングルスを行うことは出来なかった。それに、日曜日の天候は見込みがあるわけではなかった。月曜日・火曜日に悪天候が続いたことが手痛かった。これで遅れが大きくなった。大会10日目は、途中で雨が振ったことを考慮しても、いい日だった。」と語るジェレット氏だが、日曜日にスケジュール通りに試合が終わらなかった場合、追加日が必要になる可能性もあった。
木曜日は幸いにも大幅に試合が進行し、センターコートではV・ウィリアムズ(アメリカ)とA・イバノビッチ(セルビア)が勝ち、準決勝に進出。男子シングルスでもR・ナダル(スペイン)、N・ジョコビッチ(セルビア)、M・バグダティス(キプロス)、T・ベルディフ(チェコ共和国)が4回戦を行い、雨が降る前に何とか試合を終えた。準々決勝では、R・フェデラー(スイス)対J・C・フェレーロ(スペイン)の試合が第1セット終盤で中断になり、A・ロディック(アメリカ)対R・ガスケ(フランス)の試合はウォーミングアップの時点で順延が決定した。
ジェレット氏は、晴れ時々雨という天気予報が続いたとしても、ウィンブルドンは遅れを取り戻したと強調。今後の予定に関しては、「今日(10日目)は男子シングルスのボトムハーフの4回戦と、女子シングルスの準々決勝が終了した。我々はシングルスを日程通りに完了させなくてはならない。金曜日は11時から試合を開始し、男子シングルス準々決勝と女子準決勝を行う。そして土曜日は、センターコートとナンバー1コートで11時から男子シングルス準決勝を行って、女子シングルス決勝はセンターコートで午後2時以降に行う。男子シングルス決勝は日曜日の午後2時からだ。」とコメント。しかし、スケジュールが遅れた場合、ダブルスの決勝は月曜日に延期されることも視野に入れられている。
今大会では、この主催者の決定に選手から不満が続出しており、土曜日から5日掛かりの試合を制し、その翌日もフルセットの試合を行ったナダルは、「1ヶ月も雨が降り続けば、100パーセントのやる気が持てるんじゃないかな?」と辛らつなコメントを寄せると、先週金曜日から今週の木曜日まで試合が無かったフェデラーは、「インドアの試合は断固拒否だよ。もし雨が降ればプレーしないだけのこと。」と、厳しい意見を述べている。
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