（アメリカ、カリフォルニア州サン・ジョゼ）
ＳＡＰオープン（賞金総額４１万６千ドル）は、金曜日準々決勝４試合が行われ、Ａ・ロディック（アメリカ）やＡ・マレー（英国）ら４強が出揃った。ロディックとマレーは昨年に続いて準決勝で激突する。Ｍ・サフィン（ロシア）は惜しくも８強止まりとなった。
第１シードのロディックは、同胞のＶ・スペーディア（アメリカ）に多少苦戦しつつも6-3, 6-7 (5-7), 6-1 で勝ち、準決勝進出を決めた。
今大会では２００４年と２００５年に優勝しているロディックは、１セット先取後、第２セットも安定したプレイを見せていたが、第８ゲームで今大会初のブレークを許した。その後タイブレークではスペーディアが5-0とリードして、追い上げるロディックを振り切った。
しかし、「正直最初の２セットは集中できていなかった。最終セットでは自分を立て直すことから始めた。」と本人も語るように、最終セットのロディックは、集中を一気に高めると、自分のサービスゲームではわずか５ポイントしか落とさずに一方的に攻め勝った。
一方のスペーディアは、「タフなタイブレークで勝って、ロディックも意気消沈するかと思ったけど、逆に自分の勢いが続かなかった。」と、試合を振り返った。
第３シードでディフェンディング・チャンピオンのマレーは、第７シードのリー・ヒュンタクに4-6, 6-3, 7-6 (7-4)で逆転勝ちして４強入りを決めた。
これにより、昨年に続きマレー対ロディックの準決勝対戦が実現した。
「コナーズについてからのロディックは内容がよくなっているから、タフな戦いになると思う。サーブが鍵になる。しかも観衆は彼側にいるしね。まあ、「がんばれ、アンディ！」と言われたら、それが僕に対しての声援だと思ってがんばるさ。」と、マレーはロディック戦について語った。
第６シードのＢ・ベッカー（ドイツ）は、第４シードのサフィンを6-4,6-3で倒して準決勝進出を決めた。また、Ｉ・カルロビッチ（クロアチア）は、前日の２回戦で第２シードのＪ・ブレーク（アメリカ）を倒した勢いを継続し、Ｍ・フィッシュ（アメリカ）を7-6 (7-2), 6-4で倒し、準決勝に駒を進め、ベッカーと対戦する。
（2007年2月17日20時11分）
【速報中】ディミトロフvsフリッツ 
