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(イギリス、イーストボーン)
月曜日から始まったイーストボーン国際選手権(ヘイスティングズ・ダイレクト国際選手権、賞金総額60万ドル、ティア2)の初日は、シングルス1回戦などが行われた。
第8シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)は、E・リホフツェーワ(ロシア)の前に4-6, 6-7(3-7)で敗れ、最初のシードダウンとなった。ツアー経験14年とベテランの領域に入るリホフツェーワは今大会では2001年にベスト4に進出している。先週のDFSクラシックの準々決勝では、J・ジャクソン(アメリカ)(準優勝)に敗れていた。2回戦では、S・ペリー(アメリカ)とC・カスターニョの勝者と対戦する。
ノーシードで出場の杉山 愛は、K・シュレボトニック(スロベニア)と対戦したが、途中相手の棄権で勝利が転がり込んだ。試合は7-6(7-5), 4-6, 5-1と杉山がリードしたところで、シュレボトニックが転んだ際に右手親指を脱臼してしまってのリタイアだった。「自分のプレーには満足ではあるけど、あのように相手の怪我で試合が決まるのはすっきりしない。彼女も来週のウィンブルドンには無事に出られるといいけど。」と、杉山は対戦相手を気遣っていた。杉山の2回戦の相手は、2004年のチャンピオンであるS・クズネツォワ(ロシア)。
第6シードのF・スキアボーネ(イタリア)は主催者推薦のK・オブライエン(英国)と1回戦を行い、6-3, 6-1とランキング232位のオブライエンに力の差を見せ付けた。今年4月のフェドカップでランキング1位のA・モレスモ(フランス)を破る大金星を上げたスキアボーネは、地元の応援を一身に受けるオブライエンとの試合で、観客も敵に回しながらの勝利だった。サービスキープが続いた第1セットの第8ゲームでスキアボーネがブレークを奪い、そのままセットを奪った。それで勢いに乗った彼女は第2セットは一気に攻め、試合を手中に収めた。
オブライエンは試合を振り返って「第2セットはうつむくことが多くなってしまった。これまでたくさんの練習やトレーニングを積んできたつもりだったけど、スキアボーネのようなトップ選手が、流れを掴んで集中を高めるのを見ると、まだまだやらなきゃならないことがたくさんあると実感させられたわ。イギリスのテニス界は恵まれている部分もあるけど、このレベルまで来るにはもっと自分自身で行動しなきゃならないわ。これから学ばなきゃならないことが、まだたくさん残っているわね。」と、自分の力不足を知らされていた。
その他N・デシー(フランス)はS・ペア(イスラエル)ーを6-1, 6-4で破り、2回戦ではモレスモと顔を合わせる。また、この日は予選最終戦も行われ、森上 亜希子が本戦入りを決めた。
今大会のトップ・シードはモレスモで、第2シードにK・クレイステルス(ベルギー)、第3シードはJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌ、第4シードにはクズネツォワとなっており、この4人は1回戦が免除されており、2回戦からの登場となる。エナン=アルデンヌは先ごろ行われた全仏オープンの決勝戦で、クズネツォワを退け2連覇を達成している。
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