車いすテニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間7日(現地6日)、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの上地結衣が第3シードのリ・シャオフイ(中国)を0-6, 6-1, 6-3の逆転で下し8年ぶり3度目の優勝を飾るとともに、四大大会で11度目のタイトルを獲得した。試合後の会見で上地は「最初は少し苦戦しました」と語った。
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全米オープンの車いす部門は2年ぶりの開催。
31歳で世界ランク1位の上地は同大会11度目の出場。2014年と2017年に優勝を飾っている。
今大会は1回戦で世界ランク9位のL・デ グリーフ(オランダ)、準々決勝で同7位のD・デフロート(オランダ)、準決勝で第4シードのワン・ズーイン(中国)を下し決勝に駒を進めた。
25歳で世界ランク3位のリとの顔合わせとなった決勝戦の第1セット、上地は相手に18本ものウィナーを決められ、1ゲームも獲得できずに先行される。
それでも第2セット、上地はプレーを立て直しアンフォーストエラーを2本に抑え4度のブレークに成功。1セットオールに追いつく。
そしてファイナルセット、上地は相手に2度のブレークを奪われながらも、リターンゲームで3度のブレークを果たし優勝を決めた。
試合後の会見で上地は決勝を振り返った。
「少し難しい試合でした。スコアは0-6, 6-1, 6-3でした。2人ともとても良いプレーをしたと思います。彼女(リ)はパワーがあってサーブも強いので、最初は少し苦戦しました。でも、最後は調整できて本当に嬉しいです」
「(第1セットを0-6で落としたのは)もちろん予想外でしたが、彼女のプレーは良かったし、私も第1セットはそれほど悪くありませんでした。とにかくこの大会では、少し前に出ようとしていました。それに、車いすの使い方も変えました」
「彼女はパワーがあり、攻撃も早く、ベースラインに留まっていました。うまくいかなかったので、少し下がって最初のチャンスを狙ってアドバンテージを奪う必要がありました」
「そして、第1セットよりも自分が心地よいゾーンを見つけることができました」
上地が四大大会のシングルスでタイトルを獲得するのはこれが11度目となった。
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