40歳ワウリンカ「終わりは近い」

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ワウリンカ
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は26日、男子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク138位のS・ワウリンカ(スイス)は同55位のJ・ファーンリー(イギリス)に6-7 (6-8), 3-6, 2-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。試合後の記者会見でワウリンカは自身のキャリアについて「もちろん終わりは近い」と語った。

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40歳で元世界ランク3位のワウリンカは、今季序盤こそ白星に恵まれなかったものの、今月行われたクレディ・アグリコル・エクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)で準優勝を飾り健在ぶりをアピールした。

ワウリンカが全仏オープンに出場するのは4年連続20度目。2015年にはR・フェデラー(スイス)N・ジョコビッチ(セルビア)らを撃破しタイトルを獲得している。

23歳のファーンリーとの顔合わせとなった1回戦の第1セットは、序盤に1度ずつブレークを奪い合タイブレークに突入する。タイブレークでワウリンカは2度のミニブレークを許し先行される。

第2セットも競った展開となったが、ワウリンカは第4ゲームでブレークを奪われこのセットも落とす。

後がなくなった第3セット、ワウリンカは1度のブレークを果たすも、自身は3度のブレークを許し力尽きた。

試合後、会見に登場したワウリンカは1回戦を振り返った。

「厳しい試合だった。彼(ファーンリー)は良いプレーをしていた。第1セットのレベルはかなり良かった。彼の方が少しだけうまくやったと思う。今日は彼の方がレベルが高かった」

また、今年40歳となったワウリンカは引退についても言及した。

「もちろん終わりは近い。でも、今すぐに諦めるつもりはない」

「全体的にはまだ良いテニスができていると思っている。動きも良く、楽しんでいる。でも、今回の敗北はますます受け入れがたくなっている。あのレベルに到達するには、犠牲とやっていること全てとのバランスが重要だ。また、勝利も必要だ。今のところ、あまり勝てていない。十分ではない」

「どうなるか見てみよう。全仏オープンが終わり、今後数週間でどうなるかがわかるだろう」

「テニスからの引退は非常に個人的な問題だと思う。まだどう受け止めるかはっきりとは分からない」

「来年、全仏オープンに出場できる保証はない。もし数試合勝てず、ランキングが上がらなければ、ワイルドカードであろうと他の出場資格であろうと、復帰はしない」

「これで、ある程度の答えが見つかるかもしれない。今後数週間については、クレーコートシーズンが終わりに近づいている。良いプレーレベルを維持するために、できる限りのことをしてきた。体力的にも技術的にも、今できることにはかなり満足している」

「僕は競技者なので、結果を出す必要がある。それが僕の本質だ。たとえ楽しんで情熱を持ってプレーしていても、勝つためにプレーしている。今年に入ってからは少し偏りが出てきている。まだ結果が出ていない」

一方、勝利したファーンリーは、2回戦で第22シードのU・アンベール(フランス)と対戦する。アンベールは1回戦で世界ランク82位のC・オコネル(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。

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(2025年5月27日9時04分)
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